2001年10月24日号

2001.10.24

非常に不思議なテロの嵐が国会を吹き荒れている。
俗に三大紙と呼ばれている新聞の一つが、取材と称して組織的にデマを飛ばしている。
先週は、全くピンピンしている某国会議員が急死したことにされ、夜中にいろいろな議員のところに某氏が急死したようですが、と電話取材が入った。全然事実無根!
昨日も取材と称して、荒唐無稽な話を持ち出し、ということが起きているようなのだが、というものだから、関係者はびっくりし、これもまた狼少年。一体何が目的なのだろうか。

中選挙区制復活を目指して与党幹事長が合意したというニュース。こんなものが国民に受け入れられるはずがない。粛々と人口に合わせた区割りをすべきなのに何だこれは。
本会議で記名投票でも、僕は反対票を入れる。世の中と有権者をなめちゃいけないよ。
区割り案凍結によって、首相の解散権を封じようという抵抗勢力の思惑なんだという説もあるし、政治を玩具にしているとしか思えない。

銀行の不良債権を時価でRCCが引き取るそうだ。これも与党三党の合意が整ったからさっさと承認せい、と。
時価ってなんだと聞いたら、金融庁は、市場で売れる価格です。市場で売れるならば、RCCに引き取らせるな。株の買い取り機構も同じことではないか。百円のものを二百円で買うのなら、誰かが百円負担しなければならない。税金を使うならば、こんなふうに裏口から入れるな。正面玄関から、堂々と立ち入り調査をやって、引当金を積ませ、足りないところに公的資金を注入すれば、銀行の経営者の経営責任を追及できるし、その株を民間に放出することもできる。裏から税金を投入しても、喜ぶのは、銀行の経営者とそれを放置した株主だけ。



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