2001年9月8日号

2001.09.08

9月5日。
湘南ベルマーレが試合をしている平塚競技場で、と、ある人が、僕に向かって、ブッシュ大統領の訪日がx日からx日に決まったんだね。x日はこういうところに行くらしいね。僕のリアクションは、えっ、あっ、そう。(あれ、新聞ちゃんと読んでなかったな)
ところが、うちに帰って新聞見ても出ていない。あれ、なんだ、違うじゃないか。
ところが、翌日、念のため、確認したら、そのとおりだった!しかも、まだ、発表していない、だって!!????
あ、あいつは何者なんだ?
世界中のスパイの皆様、アメリカの大統領のまだ秘密の日程を知りたかったら、湘南ベルマーレの試合を見よう!(来年からスパイ割引あり?)

9月6日。
マンスフィールドセンターのフレーク所長。九月の国際環境会議への出席依頼。モンタナの国立公園のなかの施設での開催。アメリカはホイットマン長官が出席予定だったが、急遽、次官に。

海外のNGOの代表と会う。UNHCRに対する日本の予算カットについて陳情をされる。UNHCRをはじめ、国連機関はもっと日本の国会議員ときっちりと意見交換をすべきなのに、努力不足だと申し上げると、ものすごく意外そうに、みんなそうしたがっているのに、日本の外務省が止めているではないか、という。おい、おい、それはどういうことかい、と尋ねると、日本の外務省は、国際機関やNGOが直接日本の国会議員を訪ねることを非常に嫌がり、外務省を全て通せといってくる。機嫌を損ねて、予算を減らされるのがイヤだから、それに従うしかないではないか。だから、みんなコミュニケーションがとれないと吐き捨てるように言う。もしそれが本当ならば、ふざけた話だ。UNHCRをはじめ、コンタクトができる機関に、きちんと政治家に説明に回ってくれと伝言を頼む。もし、外務省から横やりが入ったら、すぐに言ってくれ、と。

環境事業団の件。
環境省、結局、環境事業団の条件付き民営化なるものを打ち出す。こんなものでごまかせると思っているのか?
来年は事業がない建設譲渡事業まで、廃止しないでモデル事業を残すし、すごいノウハウがあるはずの何ちゃら事業は、株式会社にして民営化するのはできないし、三十年間も処理のできなかったPCBを国が腰を上げて、直轄事業としてやるのはできないと決めつけるし、事業団の乱脈融資の回収事業については何も記載がないし..。
こんなものを部下に平気で出させる川口大臣の能力を疑わざるを得ない。
もっとも、七日の総理と二回生の懇談会の席上、環境大臣政務官が、環境事業団をひとつなんとかよろしくお願いしたい、みたいなことを総理に向かっていきなり言い出し、他の政務官を含め、みんなあきれかえっていた。総理はすかさず、あんなものでごまかせると思っているなんて、役人になめられたものだ。粘っていればそのうち小泉は辞めるだろうと思っているのかもしれないが、こんなことで妥協はしないと、びしっと返していた。これで環境事業団とそれについての環境省のいい加減な対応ぶりと環境省の役人の総理をなめた態度が図らずも小泉総理にしっかり伝わった。
上から下まで、環境省っておかしいんじゃない? こんなんだったら、環境庁のままで十分だった。

ジャック・プリチャード他米国の朝鮮半島政策の幹部と夕食会。向こうが四人、こっちが公明党の遠藤さんと二人という超中身の濃い話になった。北朝鮮の結核の問題とそれに関する北京会議が止まっていることについて、問題提起。プリチャードは、えっ、あれ動いていないの、と意外そうな反応。米側は、何も問題はないはずなので、調査して、すぐ連絡してくれることになった。
夕食会のメンバーから、オルブライト前国務長官が、北朝鮮を訪れたときに、亡くなった金前主席の廟を見学したときの誰も知らないエピソードが公開され、別なメンバーが、えっ、それ本当か、知らなかったぞ、だからXXXの解釈を間違えたんだ! 知ーらないっと。世界の歴史は簡単に変わる。
で、ついでに、お宅、水漏れしているよ、と教えてあげた。うーん、最近、うちらが知る前に大統領の日程がホームページに出ているんだよね、と言いながら、それ誰? そんなこと言って消されちゃったらシーズンチケットの売上減っちゃうからだめ。

9月7日。
サンフランシスコ講和条約締結50周年記念シンポジウム。森ビルからインターネットでメインのサンフランシスコの会場とつなぐ。安全保障と経済問題で一時間ずつ。サブテーマが多すぎて、大変。もちろん時間が無くて全部カバーできない。結構、いろいろ言わせてもらって、おもしろかった。

日本を代表するスパイとお食事。ごちそうになってしまったが、これってほんとの機密費?

小泉総理と二回生の懇談会。官邸の大食堂にて。大食堂は、正面玄関入ったところの上にのぼる階段の脇の小さな階段を下に降り、地下二階かな。一人にメロンの小さな角切りが四つずつ入った皿がおいてあり、紅茶が出る。総理と話している間に、何人かが総理の隣の席に交代で座って、写真を撮る。小泉総理と懇談みたいなキャプションがついた写真が今度地元の代議士のニュースレターに出たら、それはきっとこれ。
イギリスの首相はブレアだけど日本の首相はブレない、で頑張ってくださいとエールを送られ、喜んでいた。
僕は、党の総裁である小泉純一郎が、きちんとリーダーシップを取って、自民党の総裁選のルールを早く決めるべきだ、国会への法案提出を国会法の本則どおりに戻すべきだ、国会で質問にも答えない税調をはじめ党の機関が政策決定を左右するのはおかしい、内閣が責任を持ってやるべきだと申し上げる。総理から、総裁選挙のルールは今年中に、全ての党員の意志が反映されるルールを作るようにやってくれと話がある。



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