2001年6月8日号
2001.06.08
外務委員会理事会。
田中大臣の発言問題で、中国やイタリア外相との会談内容の問題となっている部分に限り、なおかつ田中大臣の発言に限り、当日の記録の該当部分だけを、外務委員会の理事会を秘密会とし、読み上げるよう外務委員長名から外務省に要求する。
外交に影響が出るのではないかという懸念も出されたが、国会の外務委員会の理事会を秘密会にして、なおかつ極めて限定された部分を、文書でなく口頭で要求しているわけで、しかも、全ての会談は、初対面の挨拶程度のものであるわけで、外交に重大な影響が出ることはない、また、この資料提出により、発言問題に終止符がうたれるならば、好影響の方が大きいと判断。
しかし、外務省は、今日の期限までに、資料提出を拒否。
しかし、今日の新聞に、各紙が会談の記録を入手していることが書かれているため、外務委員会は、再度、資料を要求。外務省は、これからの外交は、国民の理解と支持がなければやれないのだということを理解すべきだ。
また、氏名不詳でも、会談記録をマスコミに漏らした職員を告発すべきだという声も理事会で出た。
この問題が何らかの解決を見るまで、外務委員会は止まる。
日米地位協定の勉強会。弁護士会からの説明を受ける。
米国軍人の家族、あるいは公務外での自動車事故に関して、補償のための共済保険のようなものを新設する考えも検討することになるだろう。
来週は、被害者、被害者の家族から話を伺うことに、その次は厚木基地の視察。
行革本部。環境事業団関係の資料入手に行革本部の助けを借りることもできるようになる。
山本環境部会長等と環境事業団の廃止、環境省の持つ公共事業予算の移管について話す。フロン法制定の勢いで、部会長のリーダーシップに引き続き期待。
循環社会白書。26日の閣議に。都議選のおかげで自民党の政審、総務会が一週間抜けるため、党内手続きを前倒しに。
環境委員会で川口大臣に説明を求めた循環資源、再生資源、廃棄物等..
の定義を、白書に入れることを求めたが、白書の94ページに無理矢理追加することになった。文字の説明だけではわからないので、図を入れるように申し入れるが、閣議までの時間を考えると物理的に無理のようだ。来年度は入れてくださいとお願い。
総務委員会の採決が夜六時半。平成会(自民党国際局主催の日本語を話す外国大使の会)が六時からあったのだが、斉藤局長から、遅刻早退は来るなと厳命があり、残念ながら欠席。