2001年2月14日号
2001.02.14
環境部会。
NOx法改正案を議論するはずが、上程できず。環境省と経産省のどちらが業界の指導監督をするか合意できず、まとまらない。
これまでの取り組みを環境重視に変えようとする環境省に対して、経産省は、既得権があり、現状維持ならば、経産省は痛くもかゆくもない。
もめて合意できなければ、経産省の既得権はそのまま。NOx法しかり、フロン法しかり。
環境大臣に実力のある政治家を登用し、政治決着を図っていくようにする必要がある。
太郎塾が調査を続けている世界銀行の日本ファンド汚職で解雇された日本人職員は、告訴もされず、名前の公表もされない。世銀にいましたと言って、次の職場でのうのうとしているかもしれない。この汚職で、世銀の調達から排除された企業も、他の国際金融機関の調達から排除されていないことがわかった。こんなおかしな話があるだろうか。日本のODAなのだから、財務省に改善をお願いする。
H?2ロケット8号機の打ち上げ失敗の原因と対策についてレクチャーを受ける。
飛行中の減圧制御時に旋回キャビテーションが発生し、変動圧力によりインデューサ羽根に変動応力が作用し、逆流渦を伴う旋回キャビテーションと入口整流ベーンの干渉により...。
レクチャーの後、図と表がてんこ盛りの報告書を三時間かけて読む。
超高度な推理小説を読んでいるよう。
南アフリカのシンクタンクの研究員と日本の構造改革と政治について意見交換。あらためて政治の責任を感じる。
自民党の政治改革本部。二時半スタート。三時からのクエスチョンタイムと重なり、残ったのはほんの十数人。内閣をトップダウンに改革し、党もそれにあわせてトップダウンに、という提案で、渡辺喜美代議士と二人で、猛反発。党と内閣が二党政治をやってはいけない。
知り合いの新聞記者が、今日の党首討論は全く意味がなかったとあきれていた。
UNFPAのオベイド事務局長曰く、この二年でUNFPAの職員が多数定年退職する。国際機関への就職をねらう日本の若者よ、UNFPAは狙いかもしれない。