2001年1月28日号

2001.01.28

昨日のうちに豊橋へ。豊橋駅のホテルで一泊。
朝、八時に出発し、途中で雪道用の車に乗り換え一時間半かけて、愛知県北設楽郡津具村へ。自民党北設楽郡支部総会で講演。二十一世紀の日本を担う自民党のあり方。ここでも今の自民党に対する危機感は強い。草の根レベルの自民党員の危機感がどの程度執行部に伝わっているのか。伝わっているならば、アクションは?

講演が終わってすぐ失礼し、静岡へ。静岡県が委託しているNPOマネジメント講座で、太郎塾や政策過程について講演。
今度の税制改正のNPO法人の部分を説明するが、説明していて、説明しにくい。確かに所得税、法人税、相続税の優遇税制があるが、優遇税制が適用になるためには、寄付金が総収入の三分の一以上なければならない。
しかも、一人につき年間三千円以下の寄付は寄付としてカウントされない。
なんで?
一人からの寄付は、寄付金総額の2%を超えると、この計算上は寄付金として扱われない。等々...。
全てのNPO法人に優遇税制を適用しても良いと思う。納税しなければいけない額を税金として行政に払うか、寄付としてNPOに支払うか、当然、行政もNPOと税金か寄付かをめぐって競争すべきで、だからこそ、税金が効率的、効果的に使われるようになるはずだ。今のような税金の使われ方ではみんなNPOに寄付するようになるだろう。
とくに最近、各省庁がまるで外郭団体を作るようにNPO法人を作らせている。そこに予算を流して、事業を委託する。まるで、NPOが役所の手先のようになっている。これでは何のためにNPO法をつくったのかわかりゃしない。行政がNPO法人を悪用しないための規制を作る必要があるし、それまで、しっかりと監視しなければいけない。
このマネジメント講座をみても、行政はNPOがタダだと思っているふしがある。NPOも人件費はかかる。いや、きちんとしたNPOをつくるならば、人件費をかけ、マネジメントをしっかりしていく必要がある。行政は、NPOを単なるボランティアと見る悪い癖をやめなければ。



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