2000年10月18日号
2000.10.18
環境基本問題調査会。自動車環境税について、東京都と神奈川県よりヒアリング。
逓信部会。超高速インターネットについて。でもやっぱり配布される資料は紙。
外交部会。
年功序列人事が、能力のない人間をポストにつけるというのは、政治も行政も同じ。今日の外交部会は、官僚の年功序列人事のひどさを浮き彫りにした。
日中首脳会談で、中国の軍拡に何らかの懸念が表明されたのか、という質問に対して、軍拡とか軍事費の増大という言葉は使わないが、日本国内に厳しい意見があると言った。えっ???
国内に厳しい意見がある、というのが軍拡への懸念とどう結びつくのか、という質問に、向こうはそれでわかるのだと強弁。今回は、友好的にやりたいから、あえて軍拡には触れなかったというならば、賛成ではないが、一つの考えだろう。しかし、国内に厳しい意見があるといったから相手にはわかるはずだ、というのは、ただの責任逃れだ。
総理の北朝鮮への親書についての質問には、外務省は関係ありません、と答える。総理が総理の考えでやっているのだから、外務省は、その件について関知する必要はない、と。
しかし、この件に関する質問主意書が出されている。主意書への回答は、閣議にかけられるから、外務大臣も当然、この回答には責任を持つ。外務省は関知する必要がなくはないのだよ。
北朝鮮に対しては、常に日米韓の三国がぴったりと歩調を合わせ、前に出るときは一緒に、下がるときも一緒に動く必要がある、とずっと外務省は説明してきた。ここにきて米朝、南北が大きく動き、日朝が遅れ気味になると、三国の歩調というのは長期的に見なければいけない、だと。
こうなってはまったく信用できない。
さらにコメ支援のコメの価格で塩崎部会長が、いつコストが確定するのかと問いただすが、それは食糧庁が、と繰り返すだけ。
部会長はキレるし、鈴木宗男代議士が代わりに汗かきながら説明する羽目になるし。
挙句の果てに、用意した資料は中身がないし。北朝鮮から米国を訪問したのがどんな人物で、どういう成果があったのか、配布資料だけでは何もわからない。ただ、誰と誰が食事したということが延々と続く。次回から、部会長が前日に資料をチェックすることになった。はぁーっ。
午後、参議院議長が辞表提出。部屋をのぞいた議員が、すっかり掃除してあったぞ、と。我々は、斎藤議長支持だが、参議院では手も足も出ない。
青木さんの頭の中をのぞいてみたい。結局、これが自民党の体質か、ということになってしまった。しかし、この自民党の中でもより自民党的な参議院をつくったのは拘束名簿方式。やめるにこしたことはないが。
いよいよ衆議院にまわってきたらどうするか、明日を創る会で対応を協議。