ばくちに負けた朝

2008.12.18

外為特会の100兆円、1ドル90円という現状で、埋蔵金どころか隠れ借金になっているが、アメリカの金利下げでいよいよ金利も逆転し、一般会計から利払いの差額を埋めなければならなくなるのではないか。
100兆円も借金してばくちを打って、負けたツケを国民が税金で払うことになる。外為特会は手じまいするべきだ。そのためには、今すぐ米国債を売却することはできないだろうから、デットエクイティスワップのようにアメリカの金融機関にこの100兆円で資本注入をやり、株価が上がったところで売却するしかないのではないか。
財務省のメンツなどこの際どうでもよい。日銀に対して利下げ圧力がいろいろな方面からかかるが、景気対策よりも財政面からの圧力があるのではないか。

インドの鉄道円借款、コンテナを二階建てできるかどうかのテストが行われているが、計画の時速100kmではなく70kmに落とし、重いコンテナを下に軽いコンテナ上にするという非現実的なシナリオでのテストになっているという。
また、シナリオどおりの計画を実施すると、日本から相当数の技術者を派遣する必要があり、その確保ができるのかという話もコンサルタントから出ている。

このプロジェクトに関して、日本の民間企業の外務省に対する不信感が顕わになっており、外務省も臭いものにはふたというだけではすまなくなっている。

この件について外務省に批判的なコメントをしている識者について外務省は、何の関係もない部外者ですという一点張り。しかし、その指摘に外務省が適切に答えているようには見えない。

カンボジアの第二メコン架橋に関する予備調査に対してJICAの環境社会配慮審査会からのコメントは、「基本設計調査に進むことの適切性について疑問が生じる」。

大型円借款、どれも大丈夫か。



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