おすすめの一冊

2020.12.14

不定期にお届けするおすすめの一冊、今回は

兵器の科学1「弾道弾」 多田将著 明幸堂

著者の多田将は、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所の准教授で、ニュートリノなどの研究者だと思います。

著者が2011年に書いた「すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理の最前線」という本が非常にわかりやすく、面白かったのを覚えています。こちらもおすすめです。

本書は、その著者がミサイルについて書いた入門書です。

なぜ、防衛大臣在任中にこの本を紹介しなかったのかといわれそうですが、この本は、つい最近、2020年11月22日に出版されたばかりです。

入門書ではありますが、防衛大臣時代にもこんなに詳しく説明を受けなかったぞというレベルの説明をわかりやすくしています。

発射角や発射速度、最高高度や到達時間の求め方から固体推進剤の充填方法、ミサイルの誘導や姿勢制御、発射手順から弾頭の切り離し、再突入等々、ミサイルに関する基礎知識が丁寧にまとめられています。

これを読めば北朝鮮の科学者がミサイルを開発するために、何をしなければならなかったのかがわかります。

ミサイルに関する議論をするための基礎知識として、おすすめです。

「兵器の科学1」とありますから、2、3と続くのでしょうか。

ちなみにこの著者は、同じ出版社から「核兵器」という入門書も出しています。



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