ガリレオ裁判

2009.06.04

新しい政治を拓く会の提言をとりまとめ。

現職議員が引退した後の候補者に三親等の親族を公認しないということも盛り込む。
次からですか、次の次からですかという質問がメディアから飛ぶので、ルールが決められたときからです。
ルールを決めて、さかのぼって適用するというのはおかしいし、決めてしばらく経ってから適用というのもおかしい。
医師会や医学会、患者団体の記者会見があり、A案でなければ全て廃案にという内容の決議が行われた。
BCD案では移植医療が後退する。四案とも否決するわけにはいかないなどと言っている議員もいるが、意味のないもの、かえって悪くなるものを可決することはおかしい。
A案でなければ、全てやり直しということを呼びかける。
国会同意人事でおかしなことが起こった。
政府が提案した、吉川泰弘東大教授を食品安全委員会委員にする案に野党が反対した。どうもその理由が、米国産の牛肉の輸入再開時のプリオン専門調査会座長だったからということらしい。

食品安全委員会は科学的なリスク評価をして、厚労省や農水省などがそれに基づくリスク管理をおこなうということで、食品安全委員会を設立したのだが、どうも野党は、輸入再開を認めるような答申を出した人間はけしからんということらしい。

これでは、まるで、地動説は教会の教えに背くからけしからんというガリレオ裁判のようなことになってしまう。

狂牛病問題で言えば、日本では全く意味のない牛肉の全頭検査がいまだに続けられている。(各県や政令指定都市が続けている全頭検査は、税金の無駄づかいだが、それについてはメディアも無駄の指摘をしない)その一方、リスクのあるピッシングは続けられているというあまり科学的ではない状況にある。

食品安全に関しては、もう少し、冷静に議論しなければいけない。



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