2005年11月9日号

2005.11.09

前号で刑務所に教務官と書きましたが、刑務所は刑務官、少年院は教官でした。訂正します。

視察始まる。
まず川越少年刑務所。
驚いたのは塀が低いのとお昼ご飯のおかずのうずら豆。
刑務所の受刑者は甘いものを好むようになるそうで、今日の昼食はパンにうずら豆を甘く煮たものがメインのおかず。どんぶり一杯ぐらいの量が出る。さすがの甘党の僕もちょっと苦しかった。
性犯罪者の再犯防止プログラムが18年度から始まるが、川越と奈良がその中心となる。
実際にグループワークをしている場面を邪魔にならないように見せて頂く。
これまでは十二回程度だったグループワークが大幅に拡張され、半年以上の期間にわたるようになる。

若くて初犯の受刑者が多い川越でも再犯率は30%程度もある。
残念ながら、どういう要因で再犯が起きるかをなかなか分析しきれていない。霞ヶ関ではQCも普及していないため、統計はあるが要因分析のためのデータがない。
再犯防止プログラムをスタートさせるのだから、幹部に対するQC教育を始める必要がある。
霞ヶ関外の専門家と共通の言語でプログラムのレビューができるようにしておく必要がある。

川越は定員をオーバーした過剰収容。
六人部屋に七人入っていたり一人部屋に二人で入っていたりという現状だ。
施設を増強し、全国で定員を二万人増やしたのもつかの間、全て定員増は埋まってしまった。
お風呂も夏は週三回、一回十五分と定められているが、これも予算とのかねあい。掛け湯が全国の刑務所で一杯ずつ増えたとすると、かなりの予算増になる。



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