2003年2月5日号

2003.02.05

金融問題調査会等合同部会。
国際会計基準委員会理事よりヒアリング。
どういうわけか、国際会計基準に合わせることに反対する自民党議員が多い。びっくりだ。
世界の主要59カ国中、国際基準に合わせていくことを明言していないのは、アイスランド、スイス、サウジアラビア、そして日本の四カ国だけ。このままいけば、海外での資本調達などを考える日本企業は全て二重の財務諸表作りが必要になる。もちろん、国際基準に合わせていない財務諸表は、何かうさんくさいものになるだろうし。
会計基準まで政治でゆがめてしまうつもりなのか。
塩崎小委員長、渡辺喜美代議士、それに河野太郎で導入積極論を展開する。
昨日、自民党と経団連で、減損会計の導入先送りで合意したなどという話も飛び出すが、両方とも会計基準の設定の権限はないので、何を合意しようが、関係ない。それとも、恣意的にルールを曲げようというのか。

防衛庁から北朝鮮の軍の能力に関するレク。
ミサイル防衛にからめてミサイル防衛用の武器を対米輸出しようという動きがあるが、これはおろかなことだ。
たかがミサイルを輸出できるからといって、軍需産業が無いという日本の外交の強みを捨ててしまってはいけない。
軍需産業でもうけるということは、平和でないところに利益を見いだすということで、日本が真に和平を追求しているという姿勢が疑われることになる。
核兵器を持たず、武器輸出で利益を得ない日本が、安保理の常任理事国になるところに意味があるのであって、それをたかがミサイルの輸出程度の利益で売り渡してしまってはいけない。



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