海外留学から霞が関
2023.08.27
海外留学中に国家公務員の総合職試験を受験した学生から、霞が関の採用制度について三点のご要望をいただきました。
現行の制度だと、留学中だと現実的に受験できるのは、海外の大学を卒業したあとの秋試験だけなので、夏又は冬季の休み期間中の試験を検討してほしい。
在外公館を活用した試験を可能にしてほしい。
夏の官庁訪問の時期と海外の大学の卒業式の時期が重複してしまうので、入省が一年遅れたりすることがあるので対応を検討してほしい。
試験機関である人事院の対応は以下の通りです。
４月１日に１９歳から３０歳の者は秋試験（教養区分）を受験可能とし、春試験は２１歳から３０歳の者が受験可能です。
２０２４年度から春試験の日程を前倒しして、２４年３月に一次試験を行います。
在外公館での試験の実施には、試験問題の流出を防止する体制の確保に問題があり、オンライン方式を活用した採用試験の実施を検討していきます。
２０２３年２月に官庁訪問に海外の大学からも参加可能なオンラインを積極的に活用すること、面接方法の違いで評価に差をつけないことを全省庁で申し合わせました。
海外からも優秀な人材を霞が関にお待ちしています。
