衆議院議員 河野太郎発行メルマガ「ごまめの歯ぎしり」ブログ版

戦う政治家! 国会議員 河野太郎が描く国会奮闘記

年金改革、教育改革を実現するために戦い抜きます!



記事一覧 | 2009 4月

第二の耐震偽装

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/29 水曜日

時々、道路は陥没する。
道路の下に穴が空くからだ。
五月から夏にかけて、アスファルトが軟らかくなる頃が一番陥没の危険が高いそうだ。

道路の陥没を防ぐには、アスファルトの下にできた空洞を見つけて埋めればよい。
もちろん一度アスファルトをはがして穴を見つけていては、しょっちゅう道路が通行止めになってしまうので、アスファルトの上から電波をあててその反射で空洞があるかどうかを調べる。

平成20年度に、国土交通省は、この空洞調査で、耐震偽装並みのことをやらかした。
国土交通省の元技監がトップに収まっている天下り団体にこの空洞調査をやらせたのだ。表向きは一般競争入札だが、法務省に出向した裁判官(民事局長とも言う)が、民事法務協会が必ず落札するように点数をドガチャガしたのと全く同じように、このセンターが必ず落札できるような点数の仕組みで元技監のご機嫌をとったのだ。

問題は、このセンターに、空洞調査をやる技術が全くなかったことだ。
電波をあてて反射したものを読み取る機能を持った車をもっているのだが、記録されたデータを解析する能力がない。

日経コンストラクションなどの雑誌によると、だいたいどの道路にどれだけ穴が空いているのかはわかっているそうだ。この道路なら1kmあたり何個の空洞があり、道路が何キロだから空洞はだいたいいくつある。その空洞を見つけるのがこの調査だ。

ところがこの天下り団体の調査によると、平成20年度の空洞は桁違いに数が少ないらしい!

国土交通省の出先機関は、このままいくと、事故につながりかねないと本気で心配している。あるはずの空洞が見つかっていないのだから。(しかも北陸では、空洞だといって確認のために差した機械で光ファイバのボックスを壊してしまった)

出先機関の内部告発に危機感を抱いた国土交通省は、なぜか天下り団体の調査が公表される前に、来年度からは国土交通省が自ら調査をするとぶちあげた。
そしてそれはさらなる出先機関の告発につながった。国土交通省にはデータを解析する能力は全くないのだ!!

今年の夏、もし道路陥没が起きれば、国土交通省の責任は重い。

| Comments Off | Trackback (0) »

こじつけ

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/27 月曜日

湘南ベルマーレ、首位に立つ。
いよいよ昇格も間近。スポンサーを集めねば。

日曜日。
フジテレビの報道2001。
かなりひどい構成だった。
議員の親族が議員になるのは、親族の政治資金管理団体が集めたお金を相続税なしで相続するためだとか!?!?
そりゃ違うだろ。

相続税の控除やらを考えれば、相当巨額の資金を移さなければ意味がない。そんな巨額の資金を集められる政治資金管理団体が今どれだけあることか!何でも政治家と金をむりやりこじつけようというのはよくない。

しかし、このやり方ならば、政治家以外でもだれでも相続税を回避できてしまうことになる。特にこの番組を見た人なら。
こりゃ、何らかの対策が必要だ。

菅さんは、現職を批判しているわけではない。それなのに、現職の閣僚をはじめみんなリアクションが極端すぎないか。
たしかにもっと大事な問題はたくさんある。でも、だからといってこの問題を放置しておいて良いわけではない。

| Comments Off | Trackback (0) »

僕は菅派

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/24 金曜日

菅さんが問題提起した議員の親族の立候補制限が、波紋を呼んでいる。
(議員の親族の立候補制限などとまだるっこしいことを言わずに世襲禁止といえばよいと思う方がいらっしゃるだろうが、日本では世襲している議員はいない。みんな選挙で当選しているのだから)

僕は、菅さんを支持する。正確には、菅さんが目指している方向を支持する。(まだ菅さんとこの問題で具体的なルールの話をしていないから)。

議員の親族の立候補制限に反対する議員がいること、そうした議員のなかに議員の親族がいること、それからその人たちの発言内容にちょっとびっくりする。

菅さんは、決して議員の親族が議員になることが悪いと言っているわけではない。議員の親族が無能だと言っているわけでもない。

96年に僕が初当選したとき、僕がいただいた票は、84723票だった。それが05年の選挙では、186770票をいただいた。最初の選挙とくらべて四回目の選挙では、102047票多くいただいたことになる。
最初の選挙で「河野太郎の可能性」に票を投じて下さった方よりも「河野太郎の活動」をみてから河野太郎に票を入れて下さった方のほうが多くなった。(もちろん05年は郵政の追い風という高い下駄を履いているから、実はまだまだであるが)
有権者は、議員の活動をしっかり見ていて、評価して下さる。

問題は、すべての候補者が最初に84723票をいただけるわけではないということだ。
これまで何の政治的な経験もない人間が立候補したときに(それまでに政治的な経験がある人なら、それを評価すればよい)、その人間の可能性に懸けて下さる人がどれだけいるだろうか。

その人物の可能性を保証するのが、政党の公認なのではないか。
我が党が公認するから、この人間にチャンスをあげてほしいと訴える材料が政党の公認ではないか。

だとすると、その政党の公認を、議員の親族のほうが議員の親族でない者よりもとりやすいということがあってはならないと思う。
現状を見れば、議員の親族のほうが自民党の公認をとりやすい。
本来、もっと能力のある人間がいたにもかかわらず、議員の親族のほうが公認を取っている可能性は否定できない。

だから、自民党は、議員の親族に対して、一定の条件下では公認しない、あるいは議員の親族でない人間を優先的に公認するというルールをつくってもよいと思う。

そういうルールを作ったからと言って、議員の親族の現職が何かおとしめられたということにはならないと思う。

今まではそういうルールがなく公認を決定していたのだから、何もルール違反ではない。これからはそうやろう、そうやることによって自民党にもっともっと有能な人材を集めていこうというだけのことだ。

例えば、「国政選挙、都道府県議会選挙および首長選挙で、現職が引退する場合、直近の選挙または補欠選挙では、三親等以内のものは同一選挙区では我が党は公認しない」というルールを自民党が作ってもよいのではないか。

法律で、議員の親族の立候補をできないようにするというやりかたもある。立候補してはいけないというのは、やり過ぎのような気もする。立候補してもよいのではないかと思う。主要政党は親族が引退したばかりの選挙区では公認しないよということなら、それは政党のルールであって、被選挙権の点でも憲法にも抵触することはない。

| Comments Off | Trackback (0) »

野党の筆頭理事

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/22 水曜日

朝8時、赤坂プリンスホテルで経済同友会との意見交換会。
ちっともおもしろくなかった。両者言いっぱなしで終わった。
せっかく時間を使うのなら、もう少し会議のやり方を考えた方がよい。

10時から無駄遣い撲滅プロジェクト河野チームのヒアリング。
文部科学省。12時までの予定が延々と続き、1時過ぎに終了。
昼飯食いっぱぐれた。

アメリカのナショナルパブリックラジオの取材。

1時半から外務委員会の理事懇。
おっと遅刻だ。こういうときは、いつも遅刻するO理事もちゃんと座っている。ゴメンナサイ。
審議日程がきつくなる中、残りの条約をどうするか。海賊法案もあり、予算委員会もある中で、外務大臣の日程をどうとるか。

民主党の近藤筆頭理事には、特に反対のない条約案件は、副大臣でやろうぜと声をかけるのだが、なかなか昭ちゃんもクビを縦に振らない。
本当に民主党に政権交代するつもりがあるならば、絶対ここは条約については副大臣対応というルールを作って外務大臣のフリーハンドを確保するだろうが、そうしない。
僕が野党の筆頭ならば、条約は全部、副大臣対応、参議院は一般質疑も参議院の副大臣対応、安保は防衛大臣だけ、沖北も副大臣対応というルールをせっせと作る。
九月の任期満了まで5ヶ月間だけ譲れば、その後、政権とったら四十八ヶ月、外務大臣は自由に海外に出て外交ができる。

ソフトボールをオリンピックに戻そうという会合に出ていると、森元総理が、ちょっとちょっと。
はあ、なんでしょうと伺うと、「委員長報告は演説ではないのだからあれだけは読んだほうがよい。インターネットに俺にそういわれたときちんと書いておきなさいよ(ニヤリ)。」
以上、ご報告申し上げます。

| Comments Off | Trackback (0) »

愚にもつかない妥協案

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/21 火曜日

臓器移植法の改正について、わけのわからない修正案の話も出ているので、きちんと整理したい。

改正案のA案は、まず、脳死を人の死と考えるかどうかの選択ができる。

脳死は人の死ではないと考える人は、自分が脳死になったとき、あるいは家族が脳死になったときに、法的脳死判定を拒否することができる。法的脳死判定が行われなければ、亡くなったと認められない。脳死は人の死であるということを強制されることはない。

法的脳死判定を拒否しない場合、法的脳死判定が行われ、脳死と判定された場合、その方はお亡くなりになったと認められる。

つまり、ドナーとなる人は死亡している。
その遺体をどう処分するかを決めるのは、遺族である。火葬にするか、献体するか、臓器提供を行うか、お寺で葬式を挙げるか、キリスト教で告別式を行うか、誰に弔辞を読んでもらうか等々、本人が自分が死んだときにこうしてほしいという遺志を残していれば家族はそれに従うだろうが、それがなければ家族で相談して決める。

A案は、心臓移植ができるのは、ドナーが既に死亡しているからだと考える。本人が遺志を残していなければ、死亡していた人間の遺体の処理は家族が決めるしかない。なくなった人間が一歳だろうが二十歳だろうが、六十歳だろうが年齢は関係ない。

だから、A案では年齢は関係ないのだ。お亡くなりになった人がいくつであってもその遺体は処理しなければならない。本人の遺志がなければ家族がその処理を決めなければならない。だから年齢にかかわらず臓器提供が行われ、小児からの臓器提供も行われる。

A案では、脳死を人の死だと考えない人や脳死下での臓器提供をしたくない人に何かを強制することはない。いやなものはいや、そして迷ったらNOと言えばよい。
あなたの意見は尊重される、そして、もし脳死下で臓器提供をしてもよいという声があれば、それを邪魔しないでほしい。
それがA案だ。

B案やC案(あるいは現行法)では、脳死になった人間が臓器提供をするときだけ死亡したものとみなされる。本人の意思が必要だというのは、あたかもまだ生きているドナーから心臓を摘出することを生前に承認させているかのようだ。
だから、本人の生前の意思が必要だし、意思表示を行うことができるのは現行法では十五歳(民法の遺言ができる年齢)、B案では十二歳(小学校卒業の年齢、これにどういう意味があるかは私には理解できないが)からということになる。

本人の意思が必要だというのは、その人が亡くなっていないからではないか。もし、その人が亡くなっていないのならば、心臓を取り出してはいけない。
お亡くなりになっているならば、その人の遺志があればそれを尊重するが、遺志が残っていなければ、残された家族が本人のために遺体を処理しなければならない。遺志がないからと、遺体を放っておくことはできない。遺体を処理する中で、遺族が献体する、あるいは臓器提供をするということを決めるのに問題はない。

生きているかもしれない人から心臓を取り出すということはすべきではないと思う。亡くなっているから心臓を提供していただけるのだ。そして、お亡くなりになっている人の遺体をどう処理するかは本人の遺志がなければ家族が決めるしかない。

A案とB案の折衷案というのは、だから作ることはできない。人が亡くなっているならば、遺体処分をどうするかは家族が決めなければならない。人が亡くなっていないと考えるならば、心臓の提供はすべきではない。

A案とC案の妥協案はもっと意味がない。
C案の提出者は臓器移植に反対なのだ。どんな案を作っても、それが臓器提供につながるならばC案の賛同者は妥協案に賛成しない。もしC案の賛同者が賛成できるような案ならば、事実上、その妥協案に従っては臓器提供ができないことになる。

脳死判定の厳格化を法案に盛り込むのだという人がいる。全くのナンセンスだ。今でも脳死判定は、ルールに従って厳格に行われている。反対派は些細なことで揚げ足を取るかのようなクレームをつけるが、こんな修正は意味がない。

脳血流の停止を確認することを法案に盛り込むという人がいる。脳死の判定基準を法律にするべきではない。技術が進歩すれば、使用する機械や判定方法も変わってくる。
脳血流の停止を確認する機械がない病院もある。
法的脳死判定ができなくなってしまう。

妥協案が必要だという人は、もともと法改正に消極的だった人だ。あるいは内容を理解していない人だ。

マスコミの中には、三案が共倒れになることを防ぐためなどという一方的な発言を引用しているところもあるが、法改正のために一生懸命に運動してきた患者会や医師のグループはこの何年かできるかぎりの国会議員に一人ずつ面談し、意思を確認している。彼らの票読みが一番正確だ。彼らの票読みでは、A案は過半数を確保している。
三案が共倒れになるなどという発言に根拠はない。

なるべく多くの議員が賛成できるような妥協案ということをいう人がいる。現在のA案より、AB折衷案やAC折衷案がより多くの議員の賛同を得られることはない。なぜなら、そうした折衷案は愚にもつかないものになるからだ。

党議拘束をかけられるように最大公約数になる案を作るべきだという人がいる。それはあまりに内容を理解していない人の意見だ。自分で投票行動を決められないから党議拘束をかけてほしいという人は、議員を辞めるべきだ。

態度を決めかねている議員をきちんと説得してA案に賛成してもらう、それが民主主義だ。

| Comments Off | Trackback (0) »

移籍金廃止

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/19 日曜日

ベルマーレ、ホームで岐阜と。
セレッソが負けているので勝てば首位...なのだが引き分ける。
勝ち点、得失点差は一緒ながら得点数で二位。

ところで、移籍金が廃止される。
本当にJリーグは考えているのだろうか。
今年ベルマーレは石原を売った。石原は今年、J1でも活躍している。
来年からこういった選手がただで移籍することになる。

アンダーの日本代表がごろごろいるベルマーレは、これまで若手を一生懸命に育ててきた。その努力が全く評価されない。

去年、こんなルールがないから、ほとんどのJ2の選手は単年度契約している。
そりゃわかっていても複数年契約ができたほどどこも財政は良くないが、それでも今シーズン末になると単年度契約の選手は移籍金なしで移籍できる。
統一契約書で契約しているのに、こりゃ、おかしくないか。

契約が切れた労働者(サッカー選手)が新たな契約先と契約するときに移籍金なるもので契約をしにくくしてはいけないというEUの労働法の問題だろうが、日本の労働法では問題ない。

選手会もこの問題を認識しているだろうか。
たしかにトップ選手は、移籍金に流れていた分が報酬に上乗せされ、年俸は上がるだろう。しかし、複数のチームからオファーがない選手は、各チームの人件費には限りがあるから、大きく年俸が下がることになりかねない。

若い選手の育成に力を入れても、その選手がただで引き抜かれてしまうのであれば意味がない。若手の育成にも影響が出てくる。

J2のクラブの多くは経営が難しくなる。一部のトップチームだけが強くなり、固定化されたチーム力の中で戦うことになる。

スポーツ紙だけが取り上げる問題ではなく一般紙、テレビも取り上げるべき問題ではないか。

| Comments Off | Trackback (0) »

国土交通省の財団法人

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/16 木曜日

カンボジア国民議会、カンボジア上院からの議員団の表敬訪問。
外務委員会の理事に集まってもらう。そのときに、委員長報告が話題になり、いやあ、聞いているほうが緊張したよとか、途中でつっかえたときはどうしようかと思ったとか、近藤昭ちゃんなんかは、いざというときの為に胸に原稿持ってるんだろ(はい、持ってますよ)。いろいろご心配をおかけしました。

カンボジア議員団は、国会の野党の役割とか請願の仕組みということを研究に来た超党派の議員団なのだが、表敬の話題は、国道一号線とメコン橋のODAに終始する。
僕から、一号線については立ち退かされた住民への補償をきちんとしてもらわなければならないことを議員団から政府にきちんと伝えてほしいとお願いする。橋については、現在のフェリーを置き換えるわけだから、何らかの通行料などを考慮した経済性分析が必要だと申し上げる。

今朝は新メンバーも加わって無駄遣い撲滅プロジェクト。
内閣府が国土交通省と共管する財団法人が俎上にのぼる。
随意契約ではありません、一社入札でもありませんというが、国土交通省主管のもう一つの財団と二社で応札し、仕事を分け合っているだけではないか。

理事長含め常勤役員にOBは三人だけですというが(理事長は年収1690万円)、非常勤の会長は年収689万円、非常勤の監事は326万円。しかも非常勤監事は元会計検査院。非常勤ならよいというわけではない。
やはり、国土交通省がからむと違う。

午後園遊会。
今回は愛妻と二人で出席。
前回と同じくタイ大使館館員とその夫君と四人で定位置に立ち、陛下をお待ちする。
陛下に先日のお茶会のお礼を申し上げる。
ある方からは、先日の外務委員長に関する朝日新聞の新聞記事をご覧になったのかなあと思われるおことばをかけていただいた。
やはり、皇族方もタイは気にしていらっしゃるようだ。

| Comments Off | Trackback (0) »

委員長報告-グアム協定

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/15 水曜日

グアム協定が火曜日14日に本会議にかかる。

その日の議題の一番なので、委員長報告も一番手。
週末に気合いを入れたものを作成し、委員部にこれでいこうと思うけれど、どう、と送ると、月曜日の朝一番に電話が来て、委員長報告ですけれど、あれはまずいです。

どこが、と尋ねると、
まず、委員長報告は、衆議院規則に、委員長個人の意見などを述べてはならないと明確に書いてあります。かつて個人の意見だとして議事録から削除された委員長報告もあります。今回のは委員長の個人的な意見だらけですから、まずいです。
それと、長すぎます。委員長報告には時間制限のルールはありませんが、だいたい一分半ぐらいです。あれだとはるかにそれをオーバーします。

うーん、規則違反じゃしょうがねえ。書き直すか。
と、明日の採決で、野党が討論をやりたいという声もあるという話が聞こえてくる。討論があるならば、野党は反対の理由を言うだろうから、委員長報告に野党の反対理由を述べる必要はない。
が、結局討論はなくなったようなので、やっぱり反対理由を入れ込む。

で、書き直したのが約七分。うーん、もう一声と、さらに短くして五分。当日、臓器移植の大会を退席してから院内の誰もいない部屋で時計を片手に演説しながら、微調整。

小野寺理事から、また原稿読まないのといわれるので、原稿なしと答えると、大丈夫か?

この協定、題名が長い。
『第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件』

出だしはこんな感じになる。
「外務委員長の河野太郎でございます。
ただいま議題となりました『第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件』について、外務委員会の審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
本件は、3月26日に外務委員会に付託され、27日に中曽根外務大臣から提案理由の説明を聴取し、4月3日から質疑に入り、6日には沖縄を視察し、仲井眞知事や高嶺沖縄県議会議長、ジルマー在日米海兵隊司令官などと懇談し、8日に参考人から意見を聴取し、10日には麻生内閣総理大臣の出席を求めて質疑を行うなど慎重な審議を行いました。(以下略)」

本会議で配られる議案に、この題名が書いてあるから、出だしでここを間違えると全員にばれる。そこは特に念入りに練習して、議題の一番なので、本会議場の最前列で待機する。議長が、外務委員長河野太郎君と呼び出すやいなやさっと壇上に上がり、よどみなく、と思ったらつっかえた。すぐ思い出しだのだが、みんな心配そうにこっちを見ているものだから、わざと間を開けて、にこっと笑う。

「採決の結果、自民党、公明党が賛成、民主党・無所属クラブ、共産党、社民党が反対」と述べていると、「国民新党はどうした」とヤジが入る。「馬鹿者、国民新党は外務委員会にいないんだよ」と思うがヤジに答えてはいけないというルールがあるので、無視。

練習よりも時間がかかりそうなので、二か所カットして、終える。
(本会議終わって部屋に戻ったら、うちの政策秘書に、二か所カットしましたねとずばり指摘されてしまった)。

おそらく野党多数の参議院で否決され、両院協議会ということになるのだろうが、条約は衆議院が優位なので、解散がなければ今国会で成立となる。

普天間基地と嘉手納基地の夜間の訓練について、米軍から詳細なデータとその理由をとる。
普天間では、今年に入って午後十時から十一時までの訓練件数55件、11時から12時まで10件、12時から朝6時まで訓練実績なし。この65件の大半がXXXXXX訓練だという。
その説明には納得がいかないので、外務省からきちんと問い合わせをしてもらう。

もし本当にXXXXXX訓練ならば、沖縄全体で、少し知恵を出してもらって負担軽減ができるのではないか。

嘉手納でも同様の調査をお願いすると共に、沖縄の各自治体からの問い合わせを全部出してもらって、外務省から米軍に問い合わせしてもらうように依頼する。沖縄の信頼を勝ち得るためには汗を流さなければ。

| Comments Off | Trackback (0) »

宮中のお茶会

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/15 水曜日

「平成二十一年四月六日
(衆議院)秘書課

河野太郎殿
下記により宮中において拝謁並びに茶会が行われますのでご出席下さるようにお願い申し上げます。


一、日時  平成二十一年四月十三日(月)午後三時
一、出席者 両院の議長、副議長、常任委員長、特別委員長、政治      倫理審査会長、参議院の調査会長及び両院の事務総長
一、順序  拝謁(例立)
      茶会(拝謁終了後)
一、服装  平服

備考 1 当日は拝謁前に、北車寄せにおいて記念撮影を行います     ので午後二時三十分までに、坂下門又は乾門を経て、宮     殿北車寄せより御参入下さい。
   2 拝謁の所要時間は約五分、茶会の所要時間は約三十分の     予定です。」

国会の議長、委員長が招かれる宮中の茶会が催された(ご成婚五十周年とは関係なかった)。

平服というところだけ太字になっていたので、スーツにネクタイで参入する。
午後2時半集合だったので、早めに言ったら一番乗り。坂下門で、準備ができるまで待つ。北車寄せから宮殿に入り、長和殿(中庭を挟んで正殿に相対する)の石橋の間が休所になっていて、そこでお茶を一杯飲む。
やがて議長以下そろったところで北車寄せに出て記念写真。衆議院議長の真後ろに立つことになったので、誰かが、そこだけは家族写真か。
写真撮影が終わり、回廊をぐるっと回って、正殿竹の間で列立して陛下をお待ちする。

「拝謁
午後三時
天皇陛下が正殿竹の間にお出ましになる。
次に衆議院議長が挨拶を述べる。
次に天皇陛下のおことばがある。
次に天皇陛下が御退出になる。
次に両院の役員等を連翠に誘導する。」

竹の間には陛下の椅子が用意されているが、陛下はお座りにならずに、衆議院議長の短い挨拶を聞かれたあと、おことばを述べられ、御退出になる。その間、約五分。

そして、連翠(という名前の部屋)に向かう。連翠は、部屋を二つに仕切ることもでき、仕切る場合は油圧でゆっくりと壁が床から上がってくる。今回は間仕切りはなし。

陛下は、一番前のメインテーブルで、両院議長、副議長、議運委員長、宮内庁長官とテーブルを囲む。
僕は、田村委員長、参議院の谷、平野両委員長と宮内庁の管理部長とテーブルを囲む。

「お茶
午後三時十分頃
天皇陛下が連翠にお出ましになる。
次にお茶を供する。
午後三時四十分頃
天皇陛下が御退出になる。
次に両院の役員等が連翠を退出する。」

昼過ぎに、院内でカレーライスを食った。これが大失敗だった。
お茶だと思ったのが、概念が違った。

テーブルの上には、大きなお皿が二つ。手前には、まずポテトサラダたっぷり、パイのようなもの、テリーヌのようなものがふたつ、スモークサーモンでカニの身をサンドイッチにしたようなもの、肉をゼラチンで固めたようなもの、エビ。

奥の皿には、オレンジ一個、バナナ一本(むきやすいようにか両端が切り落としてある)、プチケーキ二個、パン二個。

乾き物がひと皿(ナッツとチップス)。

温酒(月桂冠)、オレンジジュース、水(どれも飲むとすぐまた注いでくれる)。

そして最後に紅茶。

陛下の御退出後に箱が出るので、それに詰めて持ち帰ることもできる。
田村憲久委員長は、ポテトサラダを全部平らげていた。
カレーで腹がいっぱいだとか言いながら、ばくばく食べる。非常においしい!!!
オレンジとバナナとポテトサラダとパイとプチケーキを一つとパンを一つ、ペシ坊に持って帰る。いただいた箱に詰めたらすかすかだった。本来食べるべき以上に食べてしまったらしい。
さらに上品などら焼きのようなお菓子をお土産に頂戴する。

連翠から北車寄せまで歩いている途中で、衆議院議長と議運委員長につかまる。

帰りの車は、衆議院議長から順番に呼び出されて出てくるのだが、議長が外務委員長をつかまえて立ち話なんかしていたので、後続が立ち往生。えっ、俺のせい?

ほぼ全員が公用車なので、黒塗りのセダン。僕一人、真っ白い自家用車(委員長車は返上しちまった)なので、呼ばれなくとすぐわかる。

| Comments Off | Trackback (0) »

横浜で街頭演説

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/12 日曜日

金曜日の外務委員会が所々止まって、外務大臣が飛行機に間に合うだろうかとはらはらしながら送り出した。
結局、総理の専用機に同乗するかたちで出発されたようだ。が、パタヤの騒ぎで土曜日朝の外相会談は中止、それどころか会議そのものも中止になった!
世の中、そんなものかな。

湘南ベルマーレ、土曜日にまた勝利。よせばいいのにセレッソががんばるからベルマーレ二位。

民主党の浅尾慶一郎参議院議員と一緒に横浜の街頭で、臓器移植法の改正を訴える。
関内駅前、横浜スタジアム前、中華街と午後二時間半ばかり。
いろんな方が手を振って下さったり、地元とはまた違った反応があって楽しかった。
与野党の枠を超えて今国会での法改正の必要性を訴える。

火曜日の本会議でグアム協定が採決される。そのための委員長報告を書き始める。
型どおりの委員長報告ではなく、視察に行った沖縄の方々の気持ちも盛り込みたいし、野党の主張もきちんと反映させたいし、政府に対して言うことはきちんと言わないといけないし。
委員長報告を三十分もやったら議長におこられるかな。

| Comments Off | Trackback (0) »

グアム協定採決

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/10 金曜日

外務委員会でグアム移転協定の採決。

木曜日の午後の理事懇で、金曜日は9時から委員会、10時半でいったん休憩(閣僚が天皇皇后両陛下のご成婚50周年の宮中のお茶会に出席するため)、1時に再開して3時まで総理出席で質疑、3時から5時までは外務大臣他に質疑、5時質疑終結、討論、採決という予定で合意。
それに総理と外務大臣は金曜日の晩からタイに出張するため、事務方から外務大臣は5時半には出させて下さいということ。

午前中は、無事終わり、政府の見解がほしいという質問がいくつかあったが、それはもう一度質問してもらって、政府側がきちんと答えるということにする。毎回、政府の見解を文書で出せということでは委員会の質疑が形骸化する。

1時からの総理への質疑も無事終わり、3時から野党の最終ラウンドの質問が始まる。民主党が終わり、共産党の笠井さんで止まる。
防衛省が委員会に提出した資料のなかに、まだ公表できない部分があり、それを墨消しにしている。その中の一部を公開しろと笠井さんが迫る。

墨消しを外せというのは、僕も防衛省とそれまでさんざんやってきて、これ以上はもうだめですというところまできていたので、さすがに委員長としてもそれを外せとは言えなかった。

最後の辻元代議士の普天間で今やっているタッチアンドゴーの訓練を辺野古でもやるのか、という質問で再び止まる。
辻元さんはヘリのホバリング訓練のことをタッチアンドゴーと呼んだのだろう。僕も委員長席で聞いていてそう思った。が、プロの防衛省は、タッチアンドゴーと聞いて固定翼の飛行機のNLPのようなものを想像した。彼は、そんな訓練を普天間でどれだけやっているか確認しますと答弁。辻元さんは、現状の訓練のことを知らないでアセスをやったのかと突っ込む。

その時点で5時をまわっており、外務大臣の時間があぶなくなりつつあった。それで僕も焦って、端的に答弁を、と急かしたものだから防衛省が焦ってさらに混乱。こういうときこそ深呼吸して采配をしなければいけなかったのに、委員長が焦ってしまっては、委員会も落ち着かない。ホバリング訓練とタッチアンドゴーの誤解が解けないまま委員会が混乱してしまった。

共産党の笠井さんは、採決に断固反対という意思表示を理事会でも貫いたが、質疑終局、討論、採決。賛成多数で可決。

強行採決はしないと公言していたので、国対から職権で採決しろなどと言われたら、委員長が拒否して大混乱。国会日程もめちゃくちゃになるかもしれないという状況だったので、採決を決めてくれた理事会メンバーに感謝。

5時半をまわっていて、大臣大丈夫かとそっちも心配だったが、どうやら無事だったようだ。

| Comments Off | Trackback (0) »

外務委員長席

Posted by 河野 太郎 on 2009/4/10 金曜日

水曜日。
朝8時50分外務委員会理事会。
9時外務委員会、参考人招致。
グアム移転協定に関するご意見を伺う。
12時、参考人招致終了。
そのまま控え室で理事懇。

13時、外務委員会、グアム協定に関する質疑。
17時、外務委員会終了。
そのまま控え室で理事懇。

朝8時50分から夜5時半まで、ずっと外務委員会と理事懇。委員長は委員長席にいなきゃいけないから、ずっと座りっぱなし。
途中1時半から30分間外務省のレクが入ったので、三原筆頭に委員長席に座っていただいて、委員会室の後ろの控え室でレク。

午前中の委員会に沖縄をはじめ大勢の傍聴の方々がお見えになったので、急遽、午後は傍聴席の大きな17委員会室に移る。

外務省の答弁不調で、何回か委員会を止める。
外務省の局長もすなおに「わかりません」と答弁。わからないものは仕方ない。ただ、論点をずらしたり、答えないものはだめ。

その反面、外務委員には質問通告の時間を早くするようにお願いしてきた。遅い議員には直接、質問通告が遅いと警告する。ここ、最近、だいぶ早くなってきた。

メディアから、石垣の港への米軍の強行入港について、委員長、コメントをと求められる。

強行入港という言葉には無理がある。
国際的に、港は開港するかしないかの選択があり、開港した港には全ての国、地域の船が入港することができる。
港に関する国際ルールだ。

北朝鮮の船だって、国交が無い日本の港に入ってこれるのはこのためだ。北朝鮮の船を日本の港から閉め出すために、新しい法律を水野賢一、山本一太、菅よしひで、河野太郎等々のメンバーで制定しなければ、北朝鮮の船の入港を阻止することはできなかった。

同様に(米軍の船と北朝鮮の船を一緒にするのも何だが)、米軍の船も開港された日本の全ての港に、入港する権利がある。港湾管理者でもこれを拒否できない。(それができるなら北朝鮮の船もさっさと入港拒否していただろう)。
ただし、米軍の船だといっても他の船と何ら違いはないため、優先権は一切無い。混んでいれば入れない。

米軍の船を選択的に入港拒否するためには、新しい法律がいる。ただし、なぜ、米軍の船を選択的に拒否するのか、法律にできるほどの理由があるとは思えない。

もちろん石垣も与那国も開港をやめて、一切の外国の船を入れないという選択もできる。

木曜日。
臓器移植法改正を求める三万七千人の署名のある請願を受け取る。
連立政権の執行部も、党議拘束はかけないものの法改正をやることでほぼ一致している。三ツ林小委員長と夜、意見交換。

3時半、グアム島議会副議長に、外務委員長室にお越しいただき、プライベートな意見交換。
4時、ロシア大使の発令が出た河野雅治大使をお招きして、理事会メンバーとの懇談。
4時半、理事懇で日程協議。政府からの統一見解と防衛省からの答弁が文書で提出される。金曜日は9時半から11時までの質疑、閣僚が宮中のお茶会に出席するために、委員会は一時休憩。
午後は1時から3時まで総理出席による質疑。3時から5時までさらに質疑。外相はタイ出張のため5時半には都心を出発。

| Comments Off | Trackback (0) »