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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第3号 『誰が法律を作っているか〜1997.4〜』

国際会議

3月5日 予算が衆議院を通過。
 3月 10日〜 14日 
宮崎市で開催された「アジア・ヨーロッパ・ヤングリーダーズシンポジウム」に茂木敏充代議士と2人で日本の衆議院を代表して参加。
各国の若手の政治家、官僚、ビジネスマン120人と4日間、シーガイアに泊まり込んで朝から晩まで議論。学生時代に戻ったようだ。
読売新聞や日経ビジネスの記者が「へーっ、国会議員がこんな英語でやる国際会議に来るの」。
国会議員の評価が極めて低いことを実感。今に見ていろ。
途中、本会議で記名投票の採決が入るから禁足、至急帰れとの連絡が国対から来た。
あわてて飛行機を予約すると、「採決はなくなった」。
 3月 17日
環境アセス法案がまとまったと環境庁から説明。相変わらず官報への掲載で公告縦覧したものとみなすことになっているので、
いまどき何人が官報を読むのか、もっと別な方法を考えるようにすべきだと意見を言うと、「この文面で通産省と決着しましたから変更は一切できません」。
冗談じゃない、法律を作るのは立法府、国会ですよ。
明日の自民党の環境部会で取り上げようじゃないですか。「いや、それは困ります。明日中に部会、政調審議会、総務会を通さないと、あさっての閣議決定に間に合いません」。
それはそちらの都合でしょ。
「そ、そ、そんなこと言わないでください。そんなこと聞いたら私は帰れないじゃないですか」。
環境庁はパニックになったらしい。
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