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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第3号 『誰が法律を作っているか〜1997.4〜』

環境アセス法案

党本部の会議に出ていると鈴木恒夫環境政務次官が探しているという連絡が入る。
電話すると「今まで8回つぶれた法案で、今度つぶすと2度とできない。
不満な点は色々あるだろうけど明日は目をつむってくれ」。
これを成立させようとして通産省の発電課長とケンカしたのだから、つぶすつもりはありません。
 3月 18日
八時半に環境部会。同じ時間帯に外交調査会、商工部会、行革本部の会合があるので一言発言するとみんないなくなってしまう。
とうとう最後には石井環境庁長官、鈴木政務次官、杉浦環境部会長と僕だ
け(それと環境庁の官僚多数)になった。
「この法案に今日のところは異論がありませんが」と前置きして、言いたいことを言った。
「役所同士で文言を決め、立法府が修正できないなど憲法違反じゃないか。
大体、政府案がなんで自民党案なんだ。環境部会は政府案に関係なく自民党案を作っていくべきだ」。
かくして環境アセス法案は部会を通過した。
 衆議院法制局と臓器移植法案に対する修正案の打ち合わせ。厚生委員ではないので、賛同者20名を募って本会議での提出に持ち込むか、提案者と協議して修正に持ち込むしかない。

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