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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第6号 『日本外交を考える〜1998.3〜』

日本外交を考える

――景気や経済、貸し渋り、そして教育問題がいろいろと議論されています。しかし今回はあえて外交問題をあなたと一緒に考えてみたい――
 正月の雪で転んで椎間板を傷め、補正予算成立後に入院するはめになりました。
 病室で、腰を牽引されながら、ベーカー元米国務長官の分厚い回顧録を読みました(ここぞとばかりビッグコミックやモーニングも読みましたが)。
 冷戦終結、ドイツ統一、ソ連崩壊、湾岸戦争、天安門事件等の大きな出来事があった四年間を振り返った千四百ページにのぼる大作でしたが(ゴルゴ じゃなくてベーカー回顧録のことです)、なんと日本がなんにも出てこない!
 "The most important bilateral relationship, bar none" (日米関係ほど重要な二国間関係はない=マンスフィールド元米国駐日大使)などと言われながら、この扱いとは、思わずがっかりしてしまいました。
そこで、日本外交の建て直しを図るため、「ごまめの歯ぎしり第六号」では、外交問題を取り上げてみました。(うーん、やや論理に飛躍があるかも…)
 今年の日本の外交課題をあげると、東南アジアの通貨危機、日露関係、日韓漁業協定の破棄等いろいろありますが、ここでは「イラク問題」を考えてみたいと思います。
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