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高卒の就職慣行を改める
2025.03.05
高校を卒業して就職しようとする場合、多くの都道府県では、学校が生徒一人に企業一社を推薦して応募させる仕組みが採用されています。
これは高校を卒業して就職を希望する生徒すべてを就職させるための仕組みとして長年続いてきました。
しかし、この慣行もあって、高卒者の23%が、自分が就職した企業を十点満点で零点と評価しており、高卒者の6%が3か月以内に、9%が半年以内に離職しています。
この問題を解決するためにも受入保留アルゴリズム(DA)を活用することができます。
生徒は自分が入社したい企業を希望する順番にリストアップして申告し、第一志望の企業から内定が出れば、第二志望以下の企業からは内定が出ません。
自分が志望する順番に応募することができ、内定は一つなので、一人の生徒に内定が集中したり、内定がもらえない生徒が出たりすることはありません。
また、ある生徒が志望する企業から内定をもらえなかったときは、その企業の内定枠はその生徒よりも評価が高い生徒で埋まったということになります。
求人票の電子化などにあわせて、デジタル技術を使ってこの一人一社制を見直すことができます。