能登(珠洲市・輪島市)視察

2024.06.10

能登半島地震の発生から5か月が経過し、被災地では復旧・復興の取組が引き続き進められています。

今回の地震では、デジタル技術を活用した様々な取組が行われていることから、私と石川副大臣とでそれぞれ手分けし、被災地を訪問し、現場の実情を把握するとともに、成果あるいは今後の課題について関係者と意見交換してまいりました。

私は珠洲市・輪島市を訪問し、両市長から、復興に向けた取組をお伺いするとともに、ボランティアによる支援現場を視察し、ボランティアや市民の方々と意見交換してきました。

6月9日
08:55 羽田発

09:50 のと里山空港着

11:00 日本財団災害支援ベースキャンプ 珠洲市蛸島漁港

11:30 公費解体現場 珠洲市正院駅

建物の滅失登記を職権でできるようになって公費解体が進むようになりました。

しかし、水道が復旧していないところでは、作業員の宿泊場所の確保も困難で、作業が遅れがちです。

12:00 珠洲市役所 泉谷市長と面会

珠洲市では、被災者情報を一元化するために、今回新たに開発した被災者データベースについてじっくりお話を伺い、見せていただきました。

能登半島地震は市町村を跨ぐ広域災害であった上に多様な支援が行われたことにより、それぞれで情報が分散管理され、更には2次避難もあり、被災者情報の円滑な共有が課題となりました。

今回、民間のデジタル人材がかなり早い段階から、被災自治体の現場に入り、DBやシステムをその場で構築し、珠洲市では、自治体が保有している情報、現場で取得した情報、デジタル庁も協力したSuicaを活用した避難者のデータ、様々な方法で取得した情報を一元的に連携させています。

現場の要望に基づいたデータ抽出も可能でした。

こうしたデータベースを活用することで、被災された住民の皆様へのきめ細かなフォローアップが可能となっており、デジタルが被災者の支援につながる大変良い事例だと思います。

今後の災害では、被災者のニーズに応じたきめ細かな支援のため、広域災害の発災直後から、都道府県が市町村に代わって被災者情報を集約・整理し、共有することが重要で、そのための「被災者マスターデータベース」を構築します。

現在、デジ田交付金TypeSにて自治体を公募中で、この結果を踏まえ、全国展開を進めます。

さらに民間が構築した様々な防災システム・アプリを、現場で有効に活用していくため、異なるシステム・アプリ間のデータ連携を図る基盤の整備を進めるために、今年度中にプロトタイプを構築し、実証を行います。

あわせて防災DX官民共創協議会とも連携しつつ、大規模災害の発生時に、民間のデジタル人材等を派遣する仕組みも導入していきます。

13:00 ピースウィンズジャパン病院船 珠洲市飯田港

ピースウィンズをはじめとするNPOが、今回、発災後ただちに能登に入り、復旧にあたってくれました。

NPOが浄水して確保した水を自衛隊が活用してお風呂を提供するということにもつながりました。

飯田港で視察したのは、NPOが購入し、ヘリが離発着できる甲板を備えた大規模な船舶を病院船に改修している途上の船です。

民間資金だけでここまでできるのに感銘を受けました。

今回は、給油をはじめとする補給の基地としても活動しています。

13:20 珠洲市健康増進センター PEAD・ピースウィンズジャパン浄水設備視察

川からホースで引いた水をきれいにして、生活用水に使えるようにしています。

メンテナンスも簡単です。

14:00 移動型フードバンク視察 珠洲市大谷町

珠洲市の大谷地区では、ボランティアが提供してくださっている無人移動型フードバンクを視察しました。

被災された住民の皆さんにICカードを配布し、フードバンクを利用する際にそのカードをかざすことで、24時間いつでも必要な物資を受け取ることができます。

デジタル技術を活用した、住民に寄り添ったサービスを民間主導で提供していただいており、感謝を申し上げたいと思います。

将来的にはマイナンバーカードをこうしたサービスでも活用できると思いますし、またこのフードバンク、本来は災害用ではなく過疎化した地域で平時に使うということで開発をされたものです。

平時でのこうした準備というものが非常時にも役に立ちます。

今後は、平時から、マイナンバーカードの利活用シーンを広げ、スマホ搭載にも取り組むことで、携行率の向上を図ります。

また、今回、Suicaを用いて緊急的に構築・運用した避難者状況把握の仕組みの成果を改めて検証し、次に備え、予備のカードや読取機の整備、システム構築を行います。

同時にソースコード提供やモデル仕様書策定により、避難所管理システムの普及に取り組みます。

16:00 輪島市町野地区

16:20 輪島市名舟漁港 隆起海岸

海岸沿いで土砂崩れが発生したこの場所では、埋もれてしまった元の道路を修復するのではなく、隆起した土地の上に新しい道路をつくって交通を再開していました。

17:00 輪島市朝市跡

17:30 大屋小学校(避難所)

実際の避難所である大屋小学校を視察し、避難所の運営に携わっているボランティアの皆さんから、発災直後の通信途絶、あるいはパソコンなどのIT機器の不足があったりという状況の中で、避難されている方々の把握に苦労したお話をお聞きいたしました。

17:45 輪島市役所 阪口市長と面会

今回の災害対応の現場で、省庁共通のネットワーク環境であるGSSを導入している関係者同士では、リモート業務や、共通の業務アプリの活用によって、データ連携が円滑に行われました。

GSSは、平時の情報共有だけでなく、災害の業務継続やコミュニケーション円滑化の観点からも有効だったため、各省庁への更なる導入をします。

21:03 金沢駅発

23:32 東京駅着



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