三極委員会総会@ブリュッセル
2024.06.28
ベルギーのブリュッセルで開催された三極委員会総会に出席しました。
三極委員会(Trilateral Commission)は、1973年にデイビッド・ロックフェラー氏などにより、日米欧の有識者が集まる会議として発足しました。
当時、日本からは大来佐武郎、宮沢喜一、牛場信彦、永野重雄、土光敏夫、盛田昭夫各氏などが参加されています。
政治家、経済人、学者、シンクタンクなどのメンバーが、時のテーマについて自由に議論する場として発展してきました。
全体会の下に日本委員会、北米員会、欧州委員会が設けられましたが、2000年頃から日本だけでなくアジア各国からも参加者が出るようになり、日本委員会がアジア太平洋委員会となりました。
私が富士ゼロックスに勤務していた頃は、当時の小林陽太郎社長が三極委員会の中心メンバーの一人として活躍されていました。
三極委員会はチャタムハウスルールで行われるので、議論の内容についての詳細は差し控えます。
総会は、昨年はアジアのニューデリー、今年はヨーロッパのブリュッセル、来年は北米のワシントン、再来年にはまた、アジアの東京で開催されます。
6月21日
22:55 羽田発 NH217 14時間55分
6月22日
06:50 ミュンヘン着
08:55 ミュンヘン発 SN2642
10:20 ブリュッセル着
11:30 三極委員会セッション
12:00 ランチ
今回はカール・ビルト元スウェーデン首相、イネ・ソーライデ元ノルウェー外相(私のカウンターパートでした)、アクセル・ウェバー元独ブンデスバンク総裁、ジェーン・ハーマン元米国下院議員、ジョン・ネグロポンテ元NDI長官、トビー・サイモン シナージア財団理事長等々多彩なメンバーが参加していました。
14:00 三極委員会セッション
16:30 三極委員会パネル登壇
半導体を中心に技術と米中対立がテーマです。
17:30 三極委員会セッション
20:00 三極委員会ガラディナー@王立美術館
王立美術館のホールでガラディナーが行なわれました。
残念ながら、ホール以外はクローズされていて、美術品を見て回ることはできませんでした。
6月22日
09:00 三極委員会セッション
12:45 クロージングランチ
14:00 王立中央アフリカ博物館視察
一時間しか時間がありませんでしたが、駆け足で見て回りました。
ベルギーの植民地であった今後からの大量の資料が展示されています。
植民地とどう向き合うか、ベルギーの悩みが見てとれるような気がします。
16:55 ブリュッセル発 SN2095
17:05 ロンドン着
19:00 ロンドン発 NH212 14時間15分
6月23日
17:15 羽田着
羽田空港から日本IT団体連盟の懇親会に直行して御挨拶しました。