国家試験の合格発表
私が行政改革担当大臣をしていたころ、なぜ国家試験は合格発表まで時間がかかるのかという問題提起がありました。
マークシート試験でも発表まで一か月以上かかるものもありました。
当時の大臣直轄チームでこの問題を取り上げ、私の後任の牧島大臣がこれを引き継いで、このたび、7つの試験の合格発表までの期間を短縮しました。
まだまだ充分とは言えませんが、とりあえずの成果です。
今回、試験から合格発表までの期間を短縮することになった試験は、以下の通りです。
第二種電気工事士 33日から14日へ
浄化槽管理士 47日から17日へ
社会福祉士 26日から20日へ
宅地建物取引士 30日から25日へ
通関士 38日から25日へ
社会保険労務士 47日から25日へ
保育士 34日から29日へ
これらはいずれもマークシート試験であるにもかかわらず、合格発表に長い期間かかっていました。
今回、解答用紙の搬送経路を見直したり、合格基準点を固定化したり、試験委員への結果の報告をオンラインにしたり、合格通知の発送前に合格者の番号をホームページに掲載したりすることで期間を短縮できました。
しかし、もっと根本からの見直しをすることで、期間の短縮に限らず、受験者の利便性を向上させることができるはずです。