防衛予算
2019.10.24
2019年度の防衛関係費は5兆70億円です。
この内訳は、陸上自衛隊1兆8450億円(37%)、海上自衛隊1兆2247億円(25%)、航空自衛隊1兆1012億円(22%)、その他8361億円(16%)となっています。
我が国の2019年度防衛予算を2009年度防衛予算と比べると、1.06倍になっていますが、これを他国と比較すると
ロシア 2.62倍
中国 2.52倍
韓国 1.61倍
豪州 1.45倍
日本 1.06倍
米国 1.02倍
となります。我が国周辺で、軍拡が起きていることがわかります。
各国の防衛予算をOECDが公表している購買力平価でドル換算して、対GDP比で比較すると(2018年度)
米国 2.93%
ロシア 2.77%
韓国 2.42%
豪州 1.91%
仏国 1.82%
英国 1.70%
中国 1.25%
独国 1.14%
日本 0.90%
となります。日本が、諸外国と比べて少ない負担で国防を成し遂げようとしていることをおわかりいただけると思います。
さらに令和元年度は、各種効率化により、防衛予算の縮減を図っています。
具体的には、F-35Aの取得方法の見直しなど費用対効果の低いプロジェクトの見直しで2,020億円の縮減、主要装備品の材料費や工数の妥当性の検証等による価格低減の取り組みで1,129億円の縮減、民生品の使用や仕様の見直しにより338億円の縮減、ハードウェア及びソフトウェアの集約など維持・整備方法の見直しによる153億円の縮減など合計4,159億円の予算の圧縮を具体化します。