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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第13号 『年金に関する誤解について〜2000〜』

国連の解決策

 国連は、一九九五年の日本の労働力人口と高齢者人口の割合を四・八対一と推計し、日本が、減っていく人口の中で、二〇五〇年までこの割合を維持していくためには、今後、大変に思い切った二つの政策のどちらかを取らざるをえないというレポートを出しています。
 A案、定年を七十七歳まで引き上げる(えっ、日本人の男子の平均寿命はいくつだっけ)。あるいはB案、二〇五〇年まで海外からの移民を毎年一千万人づつ、合計五億五千三百万人受け入れる、その場合、二〇五〇年の日本の人口は、(移民の生む子どもの数も合わせて)八億一千八百万人になり、その八七%は、こうした移民又はその子孫になる、という思い切った政策のどちらかを取らないと、現役世代と退職世代の現在の比率を保てないと警告しています。
 このどちらも受け入れられないのであれば、第三の道、つまり少子化に歯止めを掛けるしかありません。
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