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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版 |
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第９号 『俺達の年金改革〜1999.4〜』幻の年金改革 自由民主党には、総合研究所なるシンクタンクもどきがあります。いろいろな企業から若手社員が二年間出向して、政治の現場を見ながら、政策立案にも携わるわけです。そして、毎年、総研の若手メンバーと若手議員でプロジェクトを組んで、政策提言を行っています。去年のプロジェクトは、年金改革をテーマに参議院の林芳正、馳浩、衆議院の田村憲久、河野太郎等三十代の議員を中心に提言をまとめました。（「年金改革議論を進めるにあたっては、将来世代にはまだ発言力が無く、現時点での世代間合意が将来世代の利益を一方的に損なう可能性があることに注意する必要がある」などと述べております）。 ところがこの提言、自民党内の年金制度調査会が取りまとめた改革案に真っ向から反対するような内容だったため、「年金制度調査会で取りまとめられた改正案と相違する内容となってはいますが、今回の年金改正案に異論を唱えるものではありません」なんて前書きをくっつけられて、出した瞬間にお蔵入り！ はなばなしく記者会見を開くつもりが、政調会長代理に約十分間のプレゼンして、おしまい。やっぱり、まだ、「将来世代には発言力が無かったか」。 |
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