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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第3号 『誰が法律を作っているか〜1997.4〜』

臓器移植法案

3月 27日
議員立法とはいえ自民党の議員の提出した法案に修正案を出すというのは前代未聞のようで、手続きを含めプロセスが誰に聞いてもわからない。
それならば走りながら考えようということで、臓器移植法案に対する河野修正案の説明会と記者会見を同時に党本部で行う。
修正のポイントは2つ。

脳死の判定基準作成に当たって厚生省を関与させないこと、脳死の定義を機能死から器質死に変更すること。(もっと詳しく知りたい方、ご意見のある方はどうぞ遠慮なくご連絡ください)。
マスコミの科学班の反応はよくない。
医療に対する信頼がなくて移植ができないのだから、行政が介入すべきだと彼らは言う。
僕は、行政の方が信用できない。
差し替えで厚生委員会で質問に立つ。
脳死判定基準に関しては、竹内基準に加えて聴性脳幹反応も脳死判定に加えるということを付帯決議することを提案者が認めた。
一歩前進。
 4月1日
厚生委員会の理事からのご指名で、臓器移植に関して再度、厚生委員会で質問に立つ。
この問題に関しては、河野の意見も聞いておけ、ということになりつつある。
かなり多くの議員がこの問題に関してはどうしていいのか迷っている。

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