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ごまめの歯ぎしり ハードコピー版

第2号 『国会はなぜ眠っているか』

ペルーと重油

「所属委員会はどこですか」
「はい、外務委員会と環境委員会に配属になりました」
「それじゃあ、今、ペルー事件と重油流出事件で委員会は両方とも大変でしょう」こんな質問をあちこちの新年会の席上で何回もいただきました。
「ええ、まあ」と答えに困っています。
 実際は国会の外務委員会はペルー事件に関して一度も開かれていませんし、重油事件で環境委員会が開かれたこともありません。
 「国会の会期中ではないからだろ」いいえ、違います。国会が閉会しても、閉会中審査といって、委員会が必要な審議を閉会中もすることを認めています。
12月21日に外務委員会に所属している自由民主党の一回生を代表して、外務委員会を開くべきだと、党の外交部会長に直訴しましたが、今は時期ではないとの判断でした。
 自由民主党の外交部会で連日外務省から情勢説明を受けていますが(といっても朝のニュースで聞いたこととほぼ同じ内容ですが)こうした問題に「国会」が何らかの関わりを持たなくてもよいのか疑問に思います。
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