インドのネールは国民の涙をぬぐってくれるのが政治だと言った。私は倒れて挫折している人に手を差し伸べて起こすことが政治だと思う。また孤立した個人と分裂した社会を一つの大韓民国へ統合することでもある。このような基本的な価値を礎石に大統領は国民の声を尊重し、国家のビジョンを新しく示す役割を担わなければならない。大統領はあらゆる苦痛に耐え、努力を必要とする存在である。
もし、私が大統領になったら何をすべきなのか。それは国民の苦痛を治癒し、頭脳強国をつくることであると思う。
中国が急成長している。このままでは韓国は中国に追いつかれる恐れがある。中国に追いつかれないためには、何よりも経済の持続的な成長が求められる。国民所得は2万ドルを超えて3万ドルの大台に乗せなければならないし、国内総生産(GDP)も1兆ドルから2兆ドルを目指して頑張らなければならない。このために、世界に向けて市場を開放し、起業するのに適した環境を築くのが重要である。私は、創造的で競争力ある頭脳と技術が、無限にその才能を発揮できる開かれた、安定した経済環境をつくる大統領になりたい。
大統領になって時間がたてば人の壁に取り囲まれて、嫌な批判から逃れるようになるという。私たちは昔から自分に固執しすぎて自滅した大統領を数え切れないほど見てきた。私は批判的な意見を提示する人々の声に充分な時間を割いて耳を傾ける場を設けるつもりでいる。少なくとも、一週間に一回は批判の声を聞き、バランスのとれた大統領になりたいと思う。人の壁の打破は人脈と学閥、地域主義の打破が基本にならなければならない。地域主義を打破するために公平な人事を行おうと思っている。
そして、朝鮮半島の統一協商を推進しようと思う1国家2体制でも良い。北朝鮮
の体制は認めながらも北朝鮮経済を再建し、復興させることができる大胆なマー
シャルプランを推進する。この過程で北朝鮮の住民の同意と参画を通じた北朝鮮
内部の改革と開放を引き出し、韓国を含めた国際社会の協力も誘導する。これを
通じて朝鮮半島における戦争の危機を除去し、軍備を縮小、軍隊の服務期間を短
縮すること(または徴兵制度の廃止)などが自然に行われると思う。
庶民の暮らしに直結する政策を策定し、推進することが何よりも大事である。貧困層の福祉政策や老後保障のための年金政策、住宅政策、教育費の負担を減らす政策が必要である。最近、韓国内で騒ぎになった一家の心中事件やカードローンによる犯罪の急増でわかるように、疎外された階層が感じている社会的な剥奪感はかなり深刻である。このような社会的葛藤を解消し、これらのためのセーフティーネット構築のために努力する。