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英国・エジプト出張報告
日時: 2005年01月10日〜01月18日
場所: 英国 ロンドン、エジプト カイロ
同行者: 河野洋平衆議院議長に随行
便宜供与: 在英国及び在エジプト大使館より全日程で支援頂く
目的: 衆議院議長の英国及びエジプト親善訪問(英国 日英議員連盟会議及び英国下院議長訪問、エジプト エジプト人民議会議長招待)に随行

日程

1月10日 
11:35     羽田発
15:05     ロンドン着
19:00     野上大使主催夕食会

1月11日 
09:00   英国議会内視察
      (ゴドシフ英日議連会長、デビッドソンs同事務局長)
12:30   ダグラス・ハード元外相主催昼食会
13:30   日英議員連盟会議 第一セッション
15:30   クリス・パッテン前欧州委員

1月12日
11:15   ロビン・クック元外相
12:00   首相クエスチョンタイム傍聴
13:00   ゴドシフ英日議員連盟会長及び
      デニス・マクシェイン外務閣外大臣共催レセプション
15:30   マイケル・マーティン下院議長主催ハイ・ティー
18:00   ゴマソール前駐日大使
19:30   河野衆議院議長主催夕食会

1月13日
14:00   ロンドン発
20:45   カイロ着

1月14日
11:30   イスマイリーヤ県知事
12:00   スエズ運河視察
13:30   スエズ架橋視察
14:30   県知事主催昼食会

1月15日
09:30 カイロ博物館、到着と同時に大統領官邸に呼ばれる
10:30 大統領官邸
11:00 ムバラク大統領
12:00 ムーサ アラブ連盟事務総長
13:00 人民議会本会議傍聴
15:00 スルール人民会議議長主催昼食会
16:00 スルール議長、アマル・オスマン副議長、
      ムスタファ・フェッキ外務委員長他
18:30 ピラミッド「光と音のショー」見学
20:30 夕食

1月16日
09:00 アブルゲイト外務大臣
10:30 ピラミッド、太陽の船博物館見学
11:30 オペラハウス(日本のODA)視察
15:00 シタデル、ハーンハリーリ見学
19:30 槙田大使主催夕食会(スルール議長他)

1月17日
11:00   カイロ発
14:40   パリ着
18:30   パリ発

1月18日
14:10   成田着

特記事項

ブレア首相とブラウン蔵相の対立が話題になっていて、首相のクエスチョンタイムでも保守党党首の質問はそこに集中していました。ただ、今の保守党は、そんなところを攻めるしかないのかという感じで、首相の圧勝という感じでした。5月5日に投票日、労働党がどうせまた勝つだろうというのが街の噂です。

3月にオランダ軍がサマワから撤退した後は、日本の自衛隊はイギリス軍に守ってもらえるのではないかという観測もありましたが、イギリス軍の増派は難しく、自衛隊の守備にイギリス軍がかかわるのは難しそうです。

マーティン下院議長の公邸(ウェストミンスターの議事堂の中にある)でのお茶にお招きを頂き、公邸の中をずいぶん丁寧に見せて頂きました。かつて英国議長が寝ていたというベッドまで拝見しました。(ホームページの携帯絵日記のページに写真を載せてあります)

英国の下院議長は政治的に中立でなければならないため、これまでのG8議長会議には全て欠席していますが、今回はイギリスでサミットが開かれるため、議長会議をマーティン議長が主催することになります。果たしてどういう会議になるのか誰もわかりません。

イラク戦争に反対して下院の院内総務を辞任したロビン・クック元外相は、その時まで二十年間労働党のフロントベンチ(影の内閣及び内閣)のメンバーでした。現在でもブレア首相のイラク政策には明確に反対していますが、それ以外の政策ではブレア内閣をはっきりと支持しています。

日本で、自民党内の三、四人の長老が小泉内閣のイラク政策に反対すると同時に小泉首相を批判し、あわよくば政局にしようとしているのとは全く状況が違います。やはり内閣の一員でなければ政策に関与できないというルールが明確になっているイギリスの政治と、内閣の一員でないものが党や派閥での立場を利用して不明瞭な形で政策に影響力を及ぼそうとすることができる日本のシステムの差が、両国の政治家の出処進退のあり方にも影響しています。

かつてパパブッシュが、第一次湾岸戦争の終結間際に当時のメージャー首相に電話をし、戦闘意欲を失った軍とは戦うことができないというパウエル統幕議長をはじめとする意見を受けて、バグダッドには侵攻しないという方針を伝えた時に、メージャー首相が驚いて聞き直すと、 If we go there, we will have to own it とパパブッシュが答えたというエピソードを聞きました。パパブッシュは、政権を潰したら後が大変だということを認識していたのでしょう。
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