最後に行ったのは?

2018.01.17

私のスリランカ訪問が、川口順子外相以来の15年ぶりということに驚いたので、国別にいったい最後にその国を訪れた外務大臣は誰だったのかを調べてもらいました。

まず、私がこれまでに訪れたところ。
シンガポール(トランジットで外相会談)、スリランカ、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー(今回)、モルディブ、アメリカ、カナダ(今回)、イギリス、フランス、ロシア、UAE、イスラエル、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、パレスチナ、エジプト、エチオピア、モザンビーク

私の前任の岸田外務大臣が訪問したのが最後のところ
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、ブルネイ、ラオス、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、キューバ、パナマ、ブラジル、ペルー、メキシコ、アイルランド、イタリア、ウクライナ、オーストリア、オランダ、キルギス、スイス、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルクメニスタン、バチカン、ハンガリー、ベルギー、ルクセンブルグ、イラン、カメルーン、ケニア

民主党政権での訪問が最後のところ
玄葉外務大臣
ネパール、アフガニスタン、モロッコ

松本剛明外務大臣
パラグアイ、セネガル

前原外務大臣
アルジェリア、チュニジア

岡田外務大臣
モンゴル、ハイチ、ウズベキスタン、カザフスタン、タンザニア、南アフリカ

政権交代前の中曽根弘文外務大臣の時
コロンビア、ノルウェー

麻生太郎外務大臣が最後のところ
香港、スロバキア、ブルガリア、ポーランド、リトアニア、ルーマニア、イラク

町村外務大臣
チリ

川口順子外務大臣
タジキスタン、シリア、アンゴラ

田中真紀子外務大臣
セルビア、ポルトガル

高村外務大臣
アゼルバイジャン、ギリシャ、レバノン、ガボン

河野は河野でも河野洋平外務大臣が最後のところ
東チモール(独立前)、クロアチア、スウェーデン、マケドニア

小渕外務大臣のとき
ボスニア・ヘルツェゴビナ

武藤嘉文外務大臣
ベネズエラ

むかしむかし、倉成正外務大臣のとき
バヌアツ、パプアニューギニア、フィジー、グァテマラ、ドミニカ共和国

安倍は安倍でも安倍晋太郎外務大臣のとき
フィンランド、ザンビア

なんと1970年代、
園田直外務大臣
コートジボワール、ナイジェリア

木村俊夫外務大臣
ガーナ、コンゴ民主共和国

そして外務大臣は誰も訪れていない
ブータン、キリバス、クック諸島、サモア、ソロモン諸島、ツバル、トンガ、ナウル、ニウエ、パラオ、マーシャル、ミクロネシア、アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、グレナダ、コスタリカ、ジャマイカ、スリナム、セントビンセントおよびグレナディーン、セントクリストファーネイビス、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ボリビア、ホンジュラス、セントルシア、ニカラグア、アイスランド、アルバニア、アルメニア、アンドラ、エストニア、コソボ、サンマリノ、ジョージア、スロベニア、ベラルーシ、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リヒテンシュタイン、キプロス、イエメン、ウガンダ、エリトリア、カーポヴェルデ、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、コモロ、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、スワジランド、セーシェル、赤道ギニア、ソマリア、チャド、中央アフリカ、トーゴ、ナミビア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、マリ、南スーダン、モーリシャス、モーリタニア、リビア、リベリア、ルワンダ、レソト

日本は、国際社会に対して、国連の安保理改革や核廃絶決議案、あるいは北朝鮮への圧力の強化などを呼びかけていますが、この現状はどうでしょうか。

私も、やはりもっと緊密な各国との直接の対話の必要性を感じているところでした。

私が就任した直後に外相会談を行ったASEANのある外務大臣から、電話一本で外交が済むと思うなとくぎを刺されましたが...。ASEANの中で日本との調整の窓口になっているブルネイにも4年以上、外相が訪問していません。

他方、中国の王毅外交部長は毎年、こつこつとアフリカをはじめ世界中を訪問し、トルコもこの数年、アフリカの大使館数を急速に増やして外相が毎年戦略的に各国を訪問しています。

今年は、日本との結びつきを強めようと大洋州島嶼国を対象とする島サミット(PALM8)を開催しますが、外相が訪問している国がいくつあるでしょうか。

また、個別にみていけば、ギリシャのように債務危機などの大きな事態がありながら、外相会談が20年以上も行われていない国や、TPP11の枠組みでも外相が10年以上訪問していない国があったり、アジアでも香港には10年以上訪問がありませんし、安保理の非常任理事国選挙で譲ってもらったモンゴルにも8年近く訪問がありません。

訪問すればよいというわけではありませんが、訪問しないまま放置しておいていいということにはなりません。しっかり対応を考えていきます。



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