TICAD閣僚会合
2017.08.31
モザンビークの首都マプトで開催されたTICAD閣僚会議に出席するためにアフリカに出張しました。
8月23日
16:00 宿舎発
18:05 成田空港発
8月24日
00:15 シンガポール着
02:10 シンガポール発
06:55 ヨハネスブルグ着
09:45 ヨハネスブルグ発
10:45 マプト着
12:40 打ち合わせ
14:06 日モザンビーク外相会談@モザンビーク外務協力省
今回のTICAD閣僚会合のホスト国であるモザンビークのバロイ外相を皮切りに、11か国の外相とバイ会談、ニュシ モザンビーク大統領と南アフリカのズマ大統領に表敬をいたしました。
外相会談では、2か国の個別事案について話し合いましたが、その他に北朝鮮に対する安保理決議の全面的な履行への協力を求めました。
アフリカには北朝鮮と国交がある国も少なからずあり、また、かつて北朝鮮の武器工場が置かれていたり、北朝鮮の労働者を大量に受け入れていたり、北朝鮮から武器を供与されていたり、北朝鮮から大きな銅像を輸入していたり、といった様々なつながりがあります。
また、国連に安保理決議の履行状況に関する報告書を提出していない国もあります。
それぞれ、丁寧に北朝鮮への資金の流れを断つために安保理決議の全面的かつ完全な履行をお願いし、ほぼすべての国から合意を得ることができました。
さらに国連の安保理改革を進めるために、日本は、AUの基本的な立場であるエズルウィニ合意を基に、安保理改革の交渉を進める用意があることを伝えました。
14:35 無償資金協力E/N署名式・バレーボール贈呈式
無償資金協力のプロジェクトに関する覚書への署名と日本からのバレーボールの贈呈式が行われました。
15:22 ニュシ モザンビーク大統領表敬@大統領府
16:20 TICAD会場到着
ニュシ大統領をお迎えして16:30にTICAD閣僚会議がスタートするはずでしたが、会場で混乱が起きて、開会が大幅に遅れました。
日本はいわゆる「西サハラ」を国家承認していません。そのため、TICADには「西サハラ亡命政権」なるものを招待していません。
ところがTICADの共催者であるAU(アフリカ連合)は、西サハラを国家として認めています。
そのため、AUは西サハラをTICADに参加させたい、日本は国家承認をしていない西サハラはTICADの参加国ではないという異なる立場にあります。
今回は、西サハラに対して公式な招待状は出していませんが、AUが西サハラを「招待」した形になりました。
西サハラの領有権を主張するモロッコは、西サハラ問題でAUからかつて離脱しましたが、今年、AUに復帰しました。
モロッコは、西サハラを当然に国家承認しておらず、TICADに関しても西サハラはメンバーではなく議場にいるべきではないという立場を取っています。
西サハラの「代表団」が強引にコンファレンスセンターの正面入り口を突破し、議場にも入ろうとしてもみ合いになり、日本大使館の館員までがそのもみ合いに巻き込まれることになり、一時、大混乱になりました。
当初予定時間から3時間後にようやく混乱が収まり、オープニングセッションを始めることができました。
17:30 TICAD会場発
18:00 日南アフリカ外相会談@ホテル
19:05 TICAD閣僚会合オープニングセッション@会議場
20:12 モザンビーク政府主催レセプション@ポラナホテル
21:00 ぶら下がり記者会見@ホテル
8月25日
08:30 打ち合わせ
09:10 日ケニア外相会談@会議場
これ以降、バイの外相会談はすべて会議場の部屋を使いました。
この日のセッションは堀井学外務大臣政務官に議長をお願いしました。
ケニアや南アフリカとの外相会談は英語ですが、相手によってはフランス語やポルトガル語の逐次通訳を介して行った会談もあります。
09:40 日ベナン外相会談@会議場
10:20 日モロッコ外相会談@会議場
11:05 日ルワンダ外相会談@会議場
11:45 日ジブチ外相会談@会議場
12:40 日ウガンダ外相会談・昼食会@大使公邸
14:20 TICAD閣僚会合クロージングセッション@会議場
15:30 共同記者会見@会議場
16:00 ズマ 南アフリカ大統領表敬@シェラトンホテル
16:30 日南スーダン外相会談@会議場
18:05 日カーポヴェルデ外相会談@会議場
18:20 ユーロニュース インタビュー@ホテル
19:20 バロイ モザンビーク外相主催夕食会
8月26日
08:20 邦人NGO関係者との朝食懇談会@ホテル
モザンビークで活躍しているNGOやTICADに参加したNGOに皆さんと意見交換。
日本人もアフリカの開発の最前線で頑張っています。
09:10 館員との記念撮影@ホテル
09:25 マプト漁港ODAプロジェクト視察
日本のODAで建設された大型の冷蔵庫や製氷工場などを視察しました。
09:50 中央市場視察
11:30 マプト発
12:35 ヨハネスブルグ着
15:40 ヨハネスブルグ発
20:15 アディスアベバ着
21:15 夕食会@大使公邸 打ち合わせを兼ねて
8月27日
09:02 日エチオピア外相会談
10:03 チェルギAUC平和安全委員との会談@AU本部
11:15 クォーティAUC副委員長との会談@AU本部
11:45 ぶら下がり記者会見@AU本部
11:55 トリニティカテドラル視察
エチオピア正教の教会で、ハイレセラシェ皇帝夫妻のお墓が教会の中にあります。
12:30 在アディスアベバ国際機関とのワーキングランチ@大使公邸
AU、UNHCR、国連、IGAD、UNESCO、UNOCHAなどの代表や現地のカナダ大使等に集まっていただき、アフリカの紛争についてかなり活発な議論をすることができました。
13:50 横関UNESCO-IICBA所長との懇談@大使公邸
14:00 在留邦人との懇談会@大使公邸
エチオピアで活動している日本企業やNGO、国際機関の邦人職員に集まっていただき、現地での活動の様子をお聞きしました。
14:50 館員との記念撮影@大使公邸
16:08 アディスアベバ発
21:05 ドバイ着
21:30 記者懇談会
8月28日
02:40 ドバイ発
17:26 成田着