皇統の危機

2016.08.12

天皇陛下の生前譲位についての議論が始まります。

しかし、生前譲位の議論だけでよいのでしょうか。

今、皇統は危機に瀕しています。

皇室典範第一条「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」

今日、皇位継承の対象者は五人しかいらっしゃいません。

皇太子 徳仁親王 56歳
秋篠宮 文仁親王 50歳
悠仁親王 9歳
常陸宮正仁親王 80歳
三笠宮崇仁親王 100歳

次の世代の皇位継承者は悠仁親王しかいらっしゃいません。

その悠仁親王が結婚され、お子様がすべて女子である可能性もあります。

その場合はどうするのでしょうか。いや、その前に何かすべきことはないのでしょうか。

日本国憲法にはこうあります。

第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範 の定めるところにより、これを継承する。

必要とあれば、国民の総意に基づき、国会で皇室典範を改正しなければなりません。

その場合、GHQにより皇籍を離脱させられた旧宮家の男子を皇籍に復帰させるのでしょうか。

しかし、旧宮家の場合、男系が現在の皇室と分かれたのは、今よりも600年前の1428年に践祚された御花園天皇の実弟の伏見宮貞常親王になります。

ただ、女系でいえば竹田宮家、北白川宮家、朝香宮家、東久邇宮家には明治天皇の内親王が嫁がれ、東久邇宮家には昭和天皇の内親王が嫁がれています。

あるいは女系の天皇を認めるのでしょうか。

その場合、これまでの王朝が続いているといえるのでしょうか。

あるいは他に選択肢があるのでしょうか。

皇統を守るといったとき、何が最も大切な守るべき価値なのでしょうか。

天皇陛下のご宸襟を悩ませているのは生前譲位の問題だけではないのではないでしょうか。

かつての小泉政権の時のような、国民とかけ離れたところでのいい加減な「議論」ではなく、真に国民の総意であると言えるような議論が必要です。

今回のお言葉を契機に、生前譲位の問題だけでなく、皇統をいかに維持していくのか、国民の総意をまとめる議論を始めるべきだと思います。



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