高齢化する暴力団

2016.02.26

昨年の暴力団情勢がまとまりました。

昨年の暴力団の構成員の数は20,100人と暴力団対策法施行以来最少となり、準構成員等を加えた合計人数も46,900人とこれも最少となりました。

構成員の人数は一昨年と比べて2,200人減少し、準構成員等も4,400人減りました。

暴力団の平均年齢も上がり、年齢構成は、日本人全体の年齢構成よりも高齢化しています。

暴力団の構成員等の検挙人員も減少し、21,643人と前年比で約4%減となりました。

傷害、詐欺、窃盗、暴行、恐喝の刑法犯上位五罪種すべてで一昨年を下回りました。

一昨年、はじめて詐欺の検挙人員が窃盗の検挙人員を上回りましたが、その傾向は昨年も続きました。

暴力団等によるとみられる事業者襲撃等事件は昨年一件だけとなり、統計を取り始めてから最少になりました。また、暴力団等によるとみられる銃器発砲事件も8件とやはり最少でした。

福岡県では工藤會に対する集中的な取り締まりを行い、団体役員親族に対する組織的殺人未遂事件や上納金をめぐる所得税法違反事件などで工藤會総裁など幹部を立て続けに検挙しました。

6代目山口組と神戸山口組の対立が続いていますが、警察としては抗争は断乎として防遏してまいります。

また、神戸山口組の指定に向けた手続きを可能な限り早期に進めるとともに、引き続き暴力団の壊滅に向け、取り締まりを強化して参ります。



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