日本原燃視察

2013.10.03

六ヶ所村日本原燃視察
秋本真利、穴見陽一、勝俣孝明、青山周平、小倉将信各代議士、河野太郎
10月2日
10:30 日本原燃PRセンター
11:25 使用済み核燃料受け入れ・貯蔵施設
プルトニウムがある区域を防護区域、その周辺も周辺防護区域として警備対象。
プールの深さは12m。使用済み核燃料の高さは4m、それを移動させるための高さが4m、さらにその上に遮蔽のために4mの水が必要で合計12mの深さ。使用済み核燃料は、一層で沈められている。
冷却は純水で、プールの水温はおよそ25度。
燃料棒は、BWRで160kg、PWRで500kg。これを原子炉の中で4年程度燃やす。
100万kwの原子炉で年間使用済み核燃料が約20トン排出される。
11:45 再処理工場 中央制御室
国内で排出された使用済み核燃料のうち、これまで再処理されたのは8600トン。英仏で7100トン、東海村で1100トン、六ヶ所の試運転で400トン。
六ヶ所の原材料プールに3000トン、各原発のプールに合計して約14000トンの使用済み核燃料。
使用済み核燃料を4cmごとに剪断する。その加工能力が1日4トンx200日=800トン/年の再処理が可能。
12:10 昼食
12:45 MOX燃料工場建設現場
想定されている加工能力はMOX燃料130トン/年。これは年間に取り出されるプルトニウム8トンをすべてMOX燃料に加工できる。BWR燃料にして約1000体(大間での燃料装荷量は827体を想定)
回収ウランの貯蔵能力は4000トン、5年分。
回収プルトニウムの貯蔵能力は60トンで、日本原燃側の説明の5年分とは矛盾する。(プルトニウムは8トン取り出されるが、すべて酸化ウランと1対1で混合されるので、プルトニウム・ウラン混合物は年間16トンになり、5年分を貯蔵するためには80トン必要なはず)
なお、取り出されたプルトニウム8トンのうち、分裂性プルトニウムは約60%、4.8トン。
13:00 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
貯蔵容量2880本。受け入れ本数1442本(フランス分 1310本、イギリス分 132本)
フランス分の返還はすべて終了。イギリス分は返還予定2200本のうち、132本返還済み。
13:25 ウラン濃縮工場
ウランを濃縮して、1kgの4.5%の濃縮ウランと、0.25%の廃棄ウランを作り出すために必要な能力が6kgSWUとしてあらわされる。SWUは、Separation Work Unit。
この日本原燃の濃縮施設は、現在、国内で稼働している唯一のものであり、その能力は(極秘)SWU。回転速度マッハ(極秘)、高さおよそ(極秘)mの濃縮装置が(極秘)ユニット稼働している。
ここだけは同行したメディアはすべて立ち入りを認められず。
14:00 低レベル放射性廃棄物埋設センター
低レベルの放射性廃棄物(L2)が、ドラム缶で最終的に300万本埋設される。埋設後50年間はモニタリングが必要になり、その後の250年間は立ち入り禁止等の措置が取られる。
現状では20万本x2の埋設が終了。
鉄さびが放射化し、半減期が5年のコバルト60が中心。半減期の10倍は管理が必要との考え。
14:25 余裕深度処分試験空洞
深度100mの深さまでトンネルが掘られ、低レベル放射性廃棄物(L1)の処分のための研究が行われている。トンネル長は1.1km。直径は18m。
15:10 質疑応答
15:40 六ヶ所村商工会 意見交換
商工会長以下と意見交換。国のエネルギー政策に変更があるような場合でも、国策にご協力をいただいてきた地域には迷惑をかけないことをお話しする。
16:50 JAゆうき青森 意見交換
代表理事組合長以下と意見交換。



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