国会と日本外交

2013.05.09

川口順子参議院環境委員長の海外渡航が問題にされている。
二日間の渡航日程のはずが、中国の王毅外相他との会談が入ったために日程を一日延ばそうとしたが、野党がそれに同意せず、結果として議運の許可なしで海外に滞在することになったことと、その結果として、参議院の環境委員会でのお経読み(法案の審議入りをするための儀式的な数分間の趣旨説明)が流会になったことが問題とされた。
議運が渡航の延長を許可すればよいだけの話だし、環境委員会は委員長代理がやればよいだけの話だ。
与党の足を引っ張りたい野党がわあわあ言い出しただけのこと。
しかし、せっかくこの問題がクローズアップされているので、すこし付け加えたい。
国会審議が原因で、日本の閣僚が海外に出張できない!
ニュージーランド政府から嫌みを言われたことがある。
それもそのはずで2005年以降、ニュージーランドからの閣僚の訪日は33回あった。それに対して日本からの閣僚の訪問は、2009年の中曽根外相1回。
外務省のホームページの要人往来で、日本とG20のいくつかの国との閣僚の訪問記録をカウントしてみる。
日本からの閣僚訪問数-相手からの閣僚訪問数(2005年以降)
カナダ 2-20
アルゼンチン 2-6
南アフリカ 5-27
トルコ 5-13
サウジアラビア 8-16
メキシコ 10-35
ブラジル 11-23
オーストラリア 15-52
インドネシア 23-73
インド 30-39
こちらからの閣僚の訪問の絶対数が少ないのと、G20の国々ですら閣僚が訪問する国としない国の落差が激しいことがわかる。
他方、中国の閣僚クラスは、様々な国にせっせと足を運んでいる。
その差がはっきりと出始めているのではないか。
参考「本気で総選挙に勝つ気なら」
http://www.taro.org/2011/08/post-1072.php



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