日本ASEANセンター始末記

2012.01.18

日本ASEANセンターに出向した官僚が本省に戻る時に退職金をもらっていた件で、外務省から報告が来る。

退職金をもらっていた外務省の官僚およびOBのうち、返済済み3名、分割で返済中1名、のこり3名を退職金の返済に応じるように説得中。

経産省、25名の対象者のうち返済済み7名、分割で返済中2名、10名を返済に応じるように説得中、6名は連絡が取れず。

国交省、11名のうち、4名が返済済み、1名が分割返済中、4名を説得中、2名は連絡が取れず。

官僚に対する退職金が廃止されて以降、センターは部長クラスで年間45万円の昇給を新たに実施し始め、部長補佐で年25万円の昇給が始まっていたことが判明。結局、退職金がなくなった分を給与で補填し始めたのだ。

週4日の英語のネイティブチェックで何百万円もの給与をもらっていたシンガポール人「コンサルタント」については、企画調整官ポストへの公募に応じることは可能だなどと外務省は言い出した。

三年前、当時の斎木アジア局長とラストチャンスと言って残したASEANセンターだったが、結局、ダメだった。

この組織を一度白紙に戻し、対ASEAN戦略をきちんと詰めることが大事だ。もうこの腐った組織を残す前提でASEAN問題を考えてもしかたがない。



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