会期末の攻防

2011.08.25

小野寺五典外務委員会筆頭理事から、金曜日に予定されていた外務委員会での日本・ヨルダン原子力協定の採決を野党が拒否、委員会の質疑も与党側がやりたければ与党だけやればいいと突っぱねたとの連絡あり。かくして僕の質疑もなくなったが、この国会での協定の批准もなくなったので、快く了承。小野寺筆頭、秋葉次席の努力に感謝。

臨時国会の開会を九月九日開会を野党、要求へ。与党からは九月三十日説も。どうも、与党はすぐに国会を開きたくないらしい。

原発事故調査委を国会の下に作ることに民主党が反対し、与野党協議まとまらず。三条委員会でどうかという提案のようだ。なぜ、国会の下に独立した事故調査委員会を作ろうとしているのか、理解していないようだ。

被災地の二重ローン問題の対策法案も民主党が逡巡している。事故調査委員会と二重ローン法案の対応次第では、明日の衆議院本会議を開く意味がない。そうなると参議院での再生可能エネルギー法案と特例公債法案の採決がリンクしてくる。

もし、再生可能エネルギー法案と特例公債法案が明日可決されないと、菅総理の辞任もなくなるのか?

午後、国対委員長会談がセットされる。

その午後の国対委員長会議の結果次第では、再生可能エネルギー法案だけでなく特例公債法案についても、参議院は「重大な決意をもって臨む」と、自民党参議院執行部。

衆議院の議運委で、事故調査委員会を国会のもとにつくる法案を採決する衆議院本会議は明日開かれない事が決まった。

参議院が明日の本会議を開かない可能性が出てきた。そうなると明日の再生可能エネルギー法案と特例公債法案の成立はなくなる。だとすると、菅総理は?

再生可能エネルギー法案はどうやら明日、成立へ。
特例公債法案は、野党提出の被災地の二重ローン対策法案と事故調査委員会を国会の下に作るという法案に対する民主党の対応についての返事が明朝来るので、それを見ての対応という事になったようだ。

どうも水面下で、事故調査委員会と二重ローン問題は継続審査にして、次の国会で成案を得るという妥協ができたらしい。菅総理の辞任発表のための民主党の両院議員総会が二時にセットされ、三時頃から立候補表明が始まるらしい。



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