世代間格差拡大中

2011.03.08

今日の善チャンフォーラム、じゃなかった東京財団主催「税・社会保障制度の抜本改革」を考える討論会(コーディネーター亀井善太郎)、前厚労大臣来ない!

誰も運用三号のこと聞いたりしないからっ。結局、年金制度には興味がないのかな。

与野党あわせて10人以上が参加。民主党の若手議員が力入りまくって、「僕の改革案はとってもXXXですが」と言いながらプレゼンし、みんなに「普通じゃん」と言われまくっていたが、それでもこの場に来てプレゼンするガッツがある。私は何とか会議で役職に就いてますからとか言って来ない議員とは違う。しかも、ちゃんとクローバックの数字が入っていたのは評価が高い!

今日の会議では、日本総研の西沢和彦氏の問題提起で、マクロ経済スライドの問題が取り上げられた。

西沢氏和彦のプレゼンでは、本来2004年の改正で、所得代替率59.3%からスタートした公的年金は、マクロ経済スライドで2009年に所得代替率57.5%にまで給付水準が下がるはずだった。しかし、現実には2009年の所得代替率は62.3%まで上昇している。

つまり、マクロ経済スライドが発動されず、年金給付が想定以上に膨らみ、積立金の取り崩しが本来あるべきものよりも大きくなっている。

つまり、年金財政の世代間格差が当初の想定よりも大きくなっていることを意味する。

問題は、こういう事実がありながら、「与謝野会議」(社会保障改革に関する集中検討会議)で、中村内閣官房社会保障改革担当室長が、「年金については、2004年の改正により、年金を支える被保険者数の減少や給付増につながる平均余命の伸びを年金額の改定の際に反映させる『マクロ経済スライド』が導入されている。これにより、年金給付額の伸びは国民所得の伸びとほぼ同程度の1.4倍となっている。」といった能天気な発言をしていること。

こういう発言がこの会議で出るということは、与謝野大臣も全くマクロ経済スライドに関する問題意識がないに違いない。だから、あの会議は無意味だといわれてしまうのだ。



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