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大きな怠慢、大きな迷惑
2010.10.29
菅内閣と民主党執行部は意思疎通ができているのだろうか。
補正予算が提出されても財政演説が行われない。昨日、今日と総理がASEANの会議に出席することは、とっくの昔からわかっているはずなのに、なぜ、その前に補正予算を提出し、財政演説をやらなかったのか。
来週の月曜日、1日には衆議院の予算委員会の集中審議がすでに入っている。
だから財政演説は早くて2日。3日は文化の日。
4日に代表質問。この日に衆議院と参議院の両方の代表質問をやらなければ、5日は勲章の親授式で、総理は、午前、午後の二回、宮中にいかなければならない。
8日、9日に衆議院で予算委員会。しかし、10日は経産大臣がAPECの大臣会議。
11日に参議院の予算委員会入り。しかし、12日はG20で総理と財務大臣がいない。15日に参議院の予算委員会2日目で、夜、補正予算成立。これがおそらく最短ケースだろう。
みんなわかっている日程なのに、なんであと数日、補正予算を早く出さないんだ?
仙谷さんがどこかで余計なことを言ったり、TPPで閣内が不一致になったりすれば、予算審議はさらに遅れる。
この補正予算が終わらないと、決算行政監視委員会がスタートできない!!
このまま行くと、平成20年度決算と予備費の審査がスタートできるのは16日以降になりそうだ。それが参議院に送られて、その後に平成21年度の決算が国会に提出され、その審査が始まる。
それが終わって初めて、決算行政監視委員会で事業仕分けを始めることができる。国会が12月3日の会期で終わってしまったら、かなり日程はタイトだ。