別所哲也とショートショート

2009.06.16

日曜日。
夕方、明治神宮の神宮会館へ。
日米リーダーシッププログラムの仲間の一人である別所哲也さんが立ち上げて、今やアメリカのアカデミー賞候補の選定も兼ねるようになったショートショートのアワードセレモニーに出席する。

ショートショートをここまで立ち上げてきた別所さんのパワーに感銘する。

一分以上二十五分以下という短編映画は、どれも一捻りきいていておもしろい。普通の映画が長編小説なら、このショートショートは短編小説だ。

最後までゆっくりしていたかったが、8時過ぎに抜け出て銀座へ。

衆議院の国土交通委員会の菅原一秀理事と一緒に、空洞調査に立ち会う。
もともとは(天)道路保全技術センターの不正受注問題だったのだが、今やそれを一体となって覆い隠そうとする国土交通省の問題になりつつある。

本来ならば、この銀座ライオン前よりも大きな空洞がある可能性が高いところも現地調査することで、第三者委員会の小泉委員長のご了解をいただいていたのだが、委員会の事務局が強引に今日は銀座だけにしてしまった。

本来、危険な空洞がある可能性が高いならば、国土交通省が率先して調査をするはずなのだが、反対の行動を取っていることに菅原理事も不信感を抱く。

しかも、調査を担当したのが、数年前に空洞探査をしたことがある程度の企業な為、やたらと時間がかかる。

空洞化調査はデータを取ることよりも、そのデータの解析が重要であるため、小泉委員長のご許可をいただいて、経験のある企業にもデータを取って分析してもらう。
一メートル半ぐらいの中に、網目状に空洞が点在していた。

これ以外の空洞見逃し調査と、犯罪でもある空洞捏造の調査の実施について、第三者委員会で決めてもらう。さらに、国土交通委員会の理事会でも問題提起してもらう。

月曜日。
朝9時から午後1時半までぶっ続けに内閣府の管掌する独立行政法人と公益法人のヒアリング。
平将明議員が担当し、全法人をチェックし、ランクわけしてくれたものを、優先順位の高いものから順番にヒアリングし、公開棚卸しの対象法人を決めていく。

ほとんど惰性のように予算がついているものもあれば、一般競争入札になって、公益法人が落札できなくなったものもある。
複数の公益法人が、それまでのように受注ができなくなって解散に追い込まれている。

しかし、二人、三人しか職員がいない公益法人に役員が二十人もいて、その大半が天下りというところが結構ある。非常勤で報酬を得ていませんとはいうものの、いかにも不自然。そういうところが競争入札で億単位の仕事をとっていたりする。

こまかい業務が多いが、一度こうしたものを全部止めてしまって影響があるかどうかみてみる必要がある。ほとんど影響はないだろうが。
パーティで飲酒して運転しても公務だという合同委員会合意は、米側に廃止を申し入れることになった。
外務省が法務省を伴って、委員長に説明をとやってきたが、もともと法務省は、こういう合意を秘密にしておかなければならないとは思っていない。米側も、軍事行動と関係ない合意事項は秘密にしておく必要はないし、合意事項が秘密なっているのは外務省の要請だとはっきり言う。
外務省が一人芝居をして、一人でこけているだけだ。

核の密約も外務省の一人芝居だ。

核密約、合同委員会合意、地位協定。終盤国会の外務委員会はこの三点セットでいきたい。



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