臓器移植法改正を目指して

2009.03.29

日本移植学会主催の市民公開講座「日本の臓器移植を考える-意思で助かる命」で講演。

日本では、移植ができないために年間400人が心臓病で亡くなり年間2000人が肝臓病で亡くなる。
毎週一人、移植すれば助かる小児が国内では移植ができないために命を落としている。
毎年交通事故でなくなる方の三倍以上の数の透析患者が移植を受けられずに亡くなっている。

五月にWHOのガイドラインが改正され、移植渡航禁止がガイドラインに盛り込まれると、ヨーロッパをはじめとする海外で日本人が移植を受けることはほぼできなくなる。

唯一の例外が5%ルール(提供された臓器の5%までを外国人に移植してもよいというルール)を持つアメリカだが、今日、講演されたマイアミ大学外科の西田聖剛准教授の話では、5%ルールは残るが、既にカリフォルニアでは外国人への移植は激減し、日本人への移植はほとんど行われない状況になっている。
マイアミ大学では年間200件の肝臓移植が行われ、5%ルールで外国人10人までが移植を受けられるが、そのうち日本人は一人か二人。
米国ならと言っても、これが現実で、渡航移植は現実的な選択肢ではなくなる。

日本人の命を救える日本でありたいと思うなら、法改正待ったなしだ。

昼食は穴子弁当、夕食は牡蠣しゃもじ弁当、おみやげにはもみじ饅頭を買って帰る。



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