朝食会と会談

2009.01.28

坂プリンスホテル別館で、バルト三国からの議員団を迎えての朝食会。
エストニア議連事務局長として司会を務める。

ラトビアから一人、エストニアとリトアニアから二人ずつの五人の議員が来日。五人とも(男三人、女二人)身長が190cmはありそうな長身だ。

団長格のラトビアの議員は、オリンピックにカヌーで三回出場し、金メダル一個、銀メダル二個を獲得したメダルコレクター。
中曽根外務大臣(ラトビア議連とリトアニア議連の会長)が、橋本外務副大臣を紹介しながら、彼女はスピードスケートと自転車で七回オリンピックに出場したと対抗していた。
(ちなみに来日中のロシアの議員団は、五人とも元オリンピック選手だという噂)

こういう朝食会の司会は難しい。
まず、バルト側は英語で話すのだが(エストニア語が他の二つの言葉とはだいぶ違う。ラトビアとリトアニアはたぶんお互いある程度わかると思うが。とにかく3カ国語も通訳を入れられないので、共通語の英語でお願いする)、日本側が全員英語ができるとは限らないし(むしろできないのが普通)、双方向に通訳を入れると、それだけで時間が半分になる。一時間の朝食会が、実質、これで三十分になってしまう。
しかも、通訳を入れると、ニュアンスが伝わらなくなるし、人間味がなくなってしまう。

こういう朝食会は向こうも複数、こちらも複数なので、それぞれ興味があることがばらばらになりがちで、各自が好きなテーマを話して、必ず、相手に質問する。相手が答えると、通訳が入るので、どこで話が終わるかわからず、途中で新たな話が始まったりする。そのときは司会が話を戻せばよいのだが、それが大物議員だったりすると、司会はだいたい下っ端なのでそうもいかず..。
質問に対して答えが返ってきて、それに対して意見を言いたくても独り占めするわけにいかずに躊躇していると、全く関係ない質問が出て、それに対して答えがあって、また別な質問が出て、終わり間際にそれまで黙っていた人が突如質問して、答えているうちに時間オーバーになって、名刺交換して、写真撮って、ということが毎回繰り返される。

うーん、この議連の朝食会、なんかいい方法がないものか。

シリアの外務副大臣と会談。外務委員長室で紅茶を飲みながら。
こちらからシリア訪問の話やアサド大統領にお目にかかったときの話などをして歓迎の挨拶に数分。向こうがガザの現況などについて三十分。こちらから自分の所見を十五分。相手がさらに十五分で、一時間の会談終了。

向こうが話し出して数分経ったところで、しまった、食事にすればよかったと後悔。向こうは補佐官と臨時代理大使が同行し、こちらは外務省と委員部と調査室と我が事務所の中東担当のマゼンさんが後ろにずらっと並ぶし。
ということで、出だしは型どおりのイスラエル批判。食事しながら本当に少人数での話だと結構本音が出るのだが、初対面で、大勢が陪席しているとなかなかざっくばらんに話をするという風にはならない。
お互い英語なので、柔らかくなってきたところは何となくわかるが初対面のご挨拶という感じで終わってしまった。もったいないが、やはり数あわないとなかなか二人で腹割って話すというわけにはいかない。



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