眠る人と眺める人

2009.01.09

IRENAへのオブザーバー参加のことをヨーロッパの知り合いの議員に伝えたら、ほお、今度はSleeperではなくObserverですか、とメールが返ってきた。クラスター爆弾の国際会議で日本の代表団が全く発言しなかったことにカチンと来ているようで、日本の正式な代表団でも発言せずにオブザーブしかしないでしょう、などと書かれていた。

オブザーバーというのはオブザーバーであって発言もしないのだから、今後決められる事務総長や地域本部の場所に関しても発言権はない。そして後に正式参加ということになるとお金だけ支払ってということになる。
だから最初から正式に参加するべきだ。
この件は、各省とも上に上げず、こっそりと処理をもくろんでいたようで、松本官房副長官の介入がなかったら、えらいことになっていた。

外務委員長室にイスラエルとパレスチナの両大使をそれぞれお招きして、本音でいろいろと話をさせていただく。
予算委員会で外務大臣も外に出られないし、外交力の発揮場所がない。
イスラエルのクネセトの外務委員長と電話会談の準備を進めていたが、いろいろとあってできなくなってしまった。
なかなか難しい。

補正予算の採決が十三日に決まる。
マスコミから、山内さんは造反しそうですかとか、柴山さんはどうですかなどと質問が来るが、マスコミが造反しそうだと言っているメンバーの造反はほとんどない。
山内、水野、柴山各代議士が参加している勉強会は、反麻生でも何でもないのに、マスコミが勝手に反麻生勉強会参加三冠王とか四冠王とか名付けて、勝手に盛り上がっているだけ。

そんなことよりも、このままいくと参議院でまた60日間たなざらしになってしまう。
この景気状況で、補正予算が60日間執行できないという状況を作ってしまってよいのだろうか。

定額給付金だけがクローズアップされているが、今度の第二次補正予算には、介護従事者の処遇改善と人材確保、出産・子育て支援の拡充、障害者支援の拡充、医療対策、セーフティネット貸し付け・緊急保証枠の拡大、学校の耐震化、集中豪雨対策、高速道路の値下げ、地域活性化・生活対策臨時交付金、緊急雇用創出事業の創設など7兆8000億円の規模の補正である。

一時停戦して、速やかにやるべきことをやってから、また議論をするものは再開すればよいのではないか。
与党・野党の思惑よりも、この景気、どうするのかが大切だ。



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