幽霊と給付金

2008.12.17

外国人登録制度を新しい入国管理制度に切り替えるための法案作成がいよいよ始まる。

新制度はもちろん必要だが、現行制度の不備をはやく修正する作業も必要だ。

現行の外国人登録制度には、転入届はあるが転出届がない。他の自治体に引っ越すと引っ越した先の自治体から転入の連絡が届くことになっているが、転居先の自治体に転入届が出されないと元の住所のあった自治体にいつまでも住んでいることになってしまう。

そういう外国人が特に集住都市に多い。すでに実態はいないのだが外国人登録原票が残ってしまっている外国人と実際に住んでいるのだが転入届が出されずに自治体としては把握していない外国人の両方がいて、行政の目が届かなくなっている。

既に居住していないのに原票が残っていると、国民健康保険の保険料が未納扱いになっていたり、児童手当を口座に振り込む形で支給している自治体ではすでにいなくなっている外国人の口座に児童手当が継続して支払われたりということが起きている。

定額給付金の支給対象に定住者までが含まれることになると、この問題はさらに大きくなる。

新入管制度への法改正は来年の通常国会だが、施行まで三年程度が見込まれる。その間に、と言うよりも定額給付金の支給開始時までに、各自治体の外国人登録原票を精査してきちんとしておかなければならない。

来年の通常国会の日程が固まる。
1月5日召集
12時本会議所要5分、議席の指定、特別委員会の設置

12時40分 常任委員長中央広間に集合、陛下奉迎
(モーニングコート着用のこと)

13時開会式

開会式散会後、中央広間で陛下奉送、その後写真撮影

14時本会議所要未定、財政演説

1月6日
13時本会議、財政演説に対する質疑



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