新入国管理システム

2007.12.14

法務副大臣時代に入国管理局を担当し、外国人が来日するときに指紋と顔写真を個人識別情報として提供していただくという法律改正をやりました。
今年の11月20日から新制度がスタートしました。
最初の三週間のレポートです。

この三週間に来日した外国人は496000人、一日平均24000人で、昨年同時期の435000人、一日平均21000人よりも増えています。
指紋を採ったりすると来日する外国人が減るという批判がありましたが、それは違いました。

指紋提供を拒否した人は一人もいませんでした。

個人識別情報で上陸を拒否したのはこの期間に71人、うち54人はかつて日本から退去強制された者が、本国で名前が一字違う、あるいは誕生日が一日違うなどの新たなパスポートを取り直して来日しようと試みた者でした。
韓国などでは家庭裁判所で氏名の変更ができるそうで、名前を変えてパスポートを新たに取り直して来日を試みたようです。
パスポートは本物なので、個人識別情報がなければ上陸阻止ができなかったケースです。
十六人は偽造旅券での入国を試み、不正が判明した者。これは偽造旅券を入国管理官が見破ったかもしれませんが、指紋で、一発でわかりました。

ちなみにアメリカは指紋を採るようにってから四年で1400人を上陸拒否したそうですが、それに比べると日本のペースはかなり速いことになります。

昨年同時期に約578人が入管で、上陸拒否されていますが、今年はこの期間で、個人識別情報で拒否された者以外には346人が上陸拒否されています。
昨年と比べ200人以上減っているのは、抑止力が働いていると考えられます。
偽造のメッカであるタイや中国から来日し、上陸拒否される人間が激減している事実から、相当に不法入国のためのブローカーなどが警戒していることがうかがわれます。

ただし、空港での待ち時間は長くなっています。
最長待ち時間は関空で90分、中部で80分、成田で62分、平均待ち時間は関空で43分、成田で41分、中部で28分と昨年を大きく上回りました。
機械がフリーズしてしまったり、審査官が慣れていなかったりという理由がありますが、ここは改善が必要です。



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