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ヨーロッパの目

2007年11月19日 11:47|核燃料サイクル

連載中の「神の雫」では、ワインを一口飲むと、夕日が出てきたり、森が見えたり、初恋の人の面影が見えたりするらしいが、酒を全く飲めない僕はワインを一口飲むと、うーん、これ、アルコール飲料だな。
それでも夕食会では出されたワインをとりあえず舐めてみるのはひょっとしてすごいワインかもしれないから(すごいワインでもわからないが)。

今晩は、EU大使公邸で、来日中のEUエネルギー・運輸総局マテアス・ルーテ総局長を主賓とする夕食会にお招きいただく。
そこで出されたワインが、
La Dame de Montrose, Saint-Estephe 1996
Pinot Grigio, Livio Felluga 1999
一口ずつ飲むが、うーん、赤ワインだな、うん、これは白。
ちなみに食後のデザートワインは舐めてみると甘くて(あたりまえか)、おいしかった。(Noble One, De Bortoli 2004)

ちなみにメニューは、貝柱のカレー(殻の中で)、ラズベリーソースをかけた鴨、チーズ各種、ティラミス。

ルーテ総局長のスタッフと在日のEU企業のトップ(もちろん航空、海運、自動車! ベンツさんというルフトハンザの支社長とテンペルさんというベンツ・ジャパンのCEOがいっしょなのでややこしい)とともにテーブルを囲み、話題はもちろん京都議定書から。
EUの日本への視線は厳しく、というか冷たく、京都議定書をやる気がなくてポスト京都とか言って話をそらしてんじゃねえよ、という感じ。
経済産業省と経団連は、既に京都議定書から離脱するつもりなのではないか、と手厳しい。排出権取引やら枠組みが決まるときに背を向けているのは日本にとっ ても得策ではないのではないか、その前に、アメリカが離脱したから日本もというつもりなのではないかと、本音はかなり辛辣だ。

また、EUの企業側からは、国土交通省の航空局はまるでバカだなと手厳しい。
アジアの中の競争に負けそうなのは問題だと思っている等というと、君はずいぶん楽観的なんだな、日本はアジアの競争には参加できていない、予選落ちしている、と反論される。
とくに中部国際空港に関しては、すでに勝負があったのではないか、もう負け組ではないかという意見が多い。
EU企業にしてみれば、日本でビジネスを展開するにあたって便利かどうかが問題になるわけだが、どこも不便、特に名古屋は不便だそうだ。

で、日本はプルトニウムをどうするのという話題ももちろん出てくる。
使用済み核燃料の処理に関しても、最終的な地層処分するのではなく、あくまでも管理下において技術が進歩したら、取り出してよりよい処分ができるようにしておくべきだという方向らしい。

EUの職員は、母国語以外にあと二つの言葉というのが出世の条件だったらしいが、拡大後、英語の地位が格段に上がり、フランス語の地盤沈下が著しいそうだ。
そういえば、中国語、そろそろ復活しなければ。

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