お疲れのところ

2007.10.15

日曜日。
盛岡で開かれた岩手県腎臓病の会といわて愛の健康づくり財団共催の臓器移植推進フォーラム2007で、臓器移植法の改正に関して講演をする。
その後、岩手医大の泌尿器科の藤岡教授の司会で、シンポジウムが開かれ、市立札幌病院救命救急センターの鹿野先生、臓器移植ネットワークの芦刈主席コーディネータ、日本移植者協議会の大久保理事長とともにパネリストを務める。
大久保さんが熱く、熱く語られたが、本当に国会の不作為はひどい。特に反対派の議員が、採決されれば改正案が成立してしまうから審議入りに反対するという態度をとっている。
控え室では、「国会議員は人殺しだ」というキャッチフレーズで運動したらどうかという声も飛び交う。大久保さんをはじめ、この運動に長く関わってきた方々は、本音ではそういう声にうなずきたいだろうと思う。
行き帰りの新幹線の中で、「成人病と生活習慣病」という雑誌の移植と人工臓器という特集号の「新しい移植法案」という原稿を書く。
移植漬けの一日だった。

月曜日。
生体肝移植の件で、予算委員会が終わって疲れ切った舛添大臣に陳情に行く。
肝臓ガンがある患者への移植で、国の決めた基準を満たしているにも関わらず、役人が判断ミスして、適応外としてしまった方が数十人いる。
検証してみると、明らかに役人の間違いだった。素直に謝ればよいのに、そういうケースが対象になるとは書いていないなどと間違いを認めない。
肝臓ガンがあって、虫歯の治療を受けた場合は対象になるのかどうかというレベルで、いちいち書かなくてもそんなの対象になるだろということをぐちゃぐちゃ言う。
大臣から、わかった費用を計算してみようという返事をいただいたので、ついでにもう一つ、陳情する。

外国で承認されているのに日本で承認されていない薬の網羅的なリストがなかなか入手できない。
製薬会社などにホームページで公開してくれと頼むと、厚生省に大変強くそんなことするなと指導されるのでできないという返事がくる。
大臣に、それではわたしが作りますのでよろしいですね、と許可をいただく。



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