自民党と巨人軍

2007.03.28

ジョージタウン大学のバスケットボールが久々のNCAA準決勝進出(Final Four!)。二十年ぶりかな。

パート労働者への年金適用。
良いことだと言いながら、対象を狭く狭く限定する厚生省案は一体何なんだ?
党内の議論の中で、こんなもの誰も望んでいないし、地元でもこれをやってくれという声はないと言い切っている議員もいる。
この案には僕も賛成しない。が、全員が反対だというのもおかしい。
この案だと、一号つまり国民年金に加入している人たち(自営業者の妻や母子家庭の母など)は、13860円の毎月の国民年金の保険料のかわりに7000円ちょっとの厚生年金保険料の負担になる。だから給付を考えなくとも負担が半減近くになるので、この制度に賛成するはずだ。そういう声もないということは、説明不足なのか、あるいは対象者がいないということになる。

厚生省の説明では、月収98000円以上、週20時間以上、1年以上勤務、300人以上の事業所という縛りをかけて適用対象
になるのはパートの栄養士や看護師、準看護師に限定されると説明している。
3号、つまりサラリーマンの妻の問題、負担はしないのに基礎年金が給付されるという問題に正面から切り込む抜本改正をせず、こうした姑息な手直しを続けるから年金制度がおかしくなる。

天下り規制問題が党内の平場で議論される。
官僚出身議員が恥も外聞もなく規制反対を唱える。狂ってる。
なぜ優秀な人間が最近官僚にならないのか。決して天下りが保障されないからではない。
やりがいのある仕事ができないから官僚にならないのだ。年功序列人事を廃止し、今の与党と政府の関係を見直し、官僚がきちんと仕事ができる組織を作ることができれば、やりがいを求めて優秀な人材は集まる。天下りがなくなったら優秀な人材が来なくなるなんて、何をばかなことを言っているのか。
ドラフトの希望枠廃止に反対する巨人軍と全く同じだ。
こういう発言を聞くと、官僚出身者を自民党の候補者にすることに躊躇してしまう。
二十二、三歳のときの試験一回で、将来のコースがまったく別になっている今のシステムもおかしいし、省庁ごとに人を採用し、省益を洗脳するシステムもおかしい。
まず天下り規制をかけて、人事制度を抜本的に改正しなくては。

月曜日は午後二時から七時まで、火曜日は午後四時から七時まで知事選挙の宣伝カーに乗る。候補者は元気だ。スタッフの中にインフルエンザがはやり気味なのが少し心配。

核燃料サイクルがいかにおかしいか、を真正面から取り上げるメディアがついに登場した。しっかり報道してください。



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