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タリンのテレビ

2006年11月08日 03:35|核燃料サイクル

朝一番にフィンランド大使館で大使と面会。ロシアの周辺国が、ロシアとの領土問題をどう解決したか(対応したか)に関するシンポジウムを開きたいと思っているので、その件で意見交換。
大使がうちのエストニア人インターンに、フィランド語はできるのと尋ね、うちのインターンが、いいえタリン(エストニアの首都)に住んだことがなかったと 答えている。意味がよくわからずにキョトンとする僕に、みんなが、フィンランドに近いタリンではフィンランドのテレビがよく映るので、昔、冷戦時代にはタ リンのエストニア人はみんなフィンランドのテレビ(ソ連の統制されたテレビよりはるかにおもしろい)を見ていたので、フィンランド語が自然とできるように なったと説明してくれる。へぇ。
フィンランド大使館の正門前は新坂というのだが、1699年にこの坂が開かれたときに新しい坂だったから新坂と名付けられたそうで、そりゃ新しい。

時事通信がおとといの夜中に流したニュースで、昨日一日、大混乱した。
郵政反対派の復党に反対する自民党議員の集まりの黒幕が河野太郎だという内容だったらしく(完全な誤報だし、こっちはそのニュースを見てもいないし)、事務所に取材が相次いだし、記者に会うたびに僕も聞かれた。
たしかに反対派の復党には反対だが、別に僕が会を立ち上げているわけではない。セットされてもいない会合のことまで聞かれても、こっちはいい迷惑。
ただ、週末に地元に戻った参議院議員が復党問題でかなり逆風を感じたのは間違いない。いろんなところでトーンダウンしている気がする。
その反面、復党に反対なのだが、名前を出してそう言うことを主張するのははばかるという議員が結構な数いるらしい。いろんな記者にオフレコでそういう意見を言っているようだ。でも、思っていても発信しなければ意味がない。
これからの選挙は、きちんと有権者にメッセージを発信する選挙運動にしなければ勝てないだろう。組織や知名度だけではダメで、何を訴えるかもとても重要なのだ。

パレスホテルでのブレア英国首相の講演会に出席する。
首相に選出されてすぐ来日されて行われた講演会で、演説に耳を傾けた思い出がある。いよいよ退任間近だし、フロアから質問もできるということなので、喜んでいった。
ダウニング街の首相官邸にカメラを入れ、そこと衛星経由でつながった大きなスクリーンにブレア首相が登場し、最近の日英関係について語る。(「首相はイヤホーンでこちらの話を聞いているが、こちらの部屋の様子は見えていない」)
質問の時間になったので、さっと手を挙げて、イラクは大失敗だったが、今の状況になってしまってイギリスにとって、あるいはあなたにとって、何をゴールにするのか、それをいつまでに達成できると思うかと尋ねた。
首相の答は、外国からイラクに入り込んだ勢力が内部の人間と結託してこういう状況を作り出している。我々はテロと戦い続けなくてはならない。アフガンでもイラクでも。イギリスでもつい先日、大惨事を直前で止めることができた。テロと戦い続けなくてはならない。
結局、イギリスもどうしようかというゴールはないようだ。自衛隊をさっさと撤退させたのは正解だった。
本当は、いつ退任するのかと尋ねたかったが、質問は短く一つにと思ってそっちはやめた。が、驚いたことにフロアから質問がほとんど出てこない!!なんてもったいない。
最後に司会の高島前外務報道官が、もうじき退任されるでしょうから、ご家族でぜひ日本にお越し下さい。これには首相も苦笑い。

外務省が東欧に出した文化無償支援プロジェクトのうち、我が事務所が問題点を指摘したプロジェクトについてのレビューの中には、かなり適格に問題点を把握していたものがある。
しかし、残念ながら結果としてそのレビューが役に立っていない。
今回、かなりいろいろと申し上げたので、ODAで出した機材についての消耗品、スペアパーツ、メンテナンスに関する体制をしっかりと確立してくれそうだ。
ただし、レビューが全くないものもあり、ODAの管理体制という面からは改善が必要だ。

党本部で電源立地の会議。やたらと人が多い。
何かと思ったら、配付資料の中に「原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法の振興計画に掲載されている道路事業一覧」なるものがあり、青森県国道279号改築事業だの、宮城県国道398号道路建設事業だの30ページにものぼるリストが。
さらに原発所在地に企業を誘致するために、電力料金をただにして欲しいとの要請も。
原発に付随するこうしたコストが一体いくらになるのか、サッパリ開示はされない。
エネルギーの安定供給という名目と現実にそれでおりてくるお金の関係をどう見直すのか、原発の立地と地域振興策をどう関係づけるのか、地域振興策が単なるばらまきではなく身のあるものになっているのかのレビューなど、どうするのか。
それでもウランはいいから、プルトニウムは止めようぜ。

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