部会長人事

2006.10.02

メルマガのタイトルが副大臣日記のままだよというご指摘をいただきました。お詫びして今日から訂正致しました。

本会議の新しい席が、自民党と民主党の境の席になる。右隣は松本剛明民主党政調会長。
そういえば二期ぐらい前にも前のほうの席で、境界線で二人ならんだことがある。
年金が破綻したということは年金を一円も払えなくなったときという安倍総理の年金破綻の定義はおかしいよね、とそこだけは一致する。
左隣は自民党同期の大村秀章、今度は厚生労働委員会の筆頭理事。臓器移植法案のスケジュールを握るキーマンだ。
十六区の補欠選挙の担当になった田野瀬副幹事長と松本純副幹事長に県連から見た情勢をブリーフィング。

臓器売買の事件について、テレビ、新聞の取材。
なかには脳死移植と生体移植の区別が付いていない記者も。日本では脳死移植と生体移植のどちらが多いんでしたっけという記者の取材には、長く説明をしないと。
何が問題なのかと言えば、本人確認もしないで臓器提供をさせたこと。そして、本人の自由意思なのかという確認がきちんとできていないこと。
しかし、脳死からの臓器提供がある程度確保されていれば、こんな事件はそもそも起こらなかった。

ニュージーランド大使来訪。軍縮大臣兼国防大臣の来日に関して打ち合わせ。軍縮大臣と国防大臣を兼務というのもなんかすごい。

四時から党本部で正副政調会長会議。部会長人事!
政調の正副会長で、部会人事を決定していく。
いろいろな希望、要望を背に会議に臨む。中川政調会長は、当面の諸件について話すと、では頑張ってと退席。変わって河村筆頭が仕切る。バトルロイヤルというかサドンデスというか。
最初に参議院から、部会長のうち四つを参議院に欲しいと要求が出される。参議院はもうきっちりとのりしろなしで要求をまとめている。四つの参議院枠の中に、背負っていた要望が一つ泡と消える。
部会長は三期以上とか、渡りはダメとかいろいろとルールがあるがすべてそれらは「原則とする」。ということは例外もあるわけで、時には例外を主張して突っ込む。

部会長の希望者が殺到するところもあれば、二人で対決というのもあり、「政務官で頑張っていた」「これ一本で要望を出してきている」「この分野のホープ だ」「代理として部会長のいないときの仕切りをきれいにやった」「国会でもずっとこの委員会だ」「理事で頑張った」「法案のとりまとめが丁寧だ」なんてい う推薦の言葉があるかと思えば、「あいつは二回生だから、三回生優先」「同じところから部会長と専任はだめじゃない」「こっちで専任やっているから渡りに なる」なんてのもある。

「これだめだと僕帰れません」なんていう副会長の個人的なコメントもあるし、「彼をどこかにはめてあげたら」という応援があるかと思うと「あいつは副部会長でも声出すから充分だろ」なんてのもあるし。
希望していたところが参議院枠になったから、それじゃあ彼はこっちの部会長がいいんじゃないのなどという声で一度は決定しても、携帯で連絡を取ると、それならばいいですと本人が断るケースもある。そうするとまたハイエナの群れに肉を投げ込むような..。

内閣部会、国防部会、総務部会、法務部会と順番に決まるので、希望した部会が最初のほうだと後で敗者復活できるのだが、後ろのほうの部会にそこに絞り込んで希望を出すと、前から難民も流れ込んでくるし、競争率が高くなる。
部会長代理と専任部会長はどちらが上なのかという議論になり、広く全体を見る部会のナンバーツーと細かい部分を仕切る専任部会長は同格という仕切りになる。
経産部会のエネルギー専任に関しては、参議院を代表してきた松田岩夫参議院議員から、小林温の応援を頼まれる。ポストよりお嫁さんだろとか思いつつ、「神奈川県連としても一つお願いします」。
そういえば、ちょうど横浜で小林温参議院議員の会が始まる時間じゃないか。出席できない分、エネルギー専任部会長ということで許してもらおう。
ポストが取れなかったときのために政調会の審議委員に名を連ねていた議員がポストに就いたため、あわてて審議委員の交代のお願いをする。
終わって、ほっとしていると、「明日はもっと大変だよ」。
政調副会長としての分野担当は法務になった。すみません、また、法務省の皆様にお世話になります。



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