野口さんに続け

2006.09.23

学会での発表によると、日本で発生する使用済み核燃料の貯蔵はむこう40年は大丈夫だそうだ。
現在は原発間での使用済み核燃料の移送はできないが、これを認めるとあと40年間はキャスクなしでも貯蔵プールに余裕があるそうだ。ますます再処理を開始する理由はない。

金曜日の晩に鹿児島空港から鹿屋に出て一泊。
土曜日朝四時発で内之浦のロケット発射場へ。MV-7の打ち上げを視察。(内之浦は固体燃料ロケットで、種子島はH2Aの液体燃料ロケット)衛星は太陽観察衛星「ひので」。
六時三十六分リフトオフ。ゆっくりと音もなくロケットが動き出す。真っ赤な炎。数秒後にバリバリという音がやっと届く。

発射台では回りのフェンスがなぎ倒され、爆風で飛ばされた何かで組み立て工場の窓ガラスが割れていた。発射台のエレベータもこわれた。
発射台の隣にある地下の管制室は、NASAのコントロールルームを思い浮かべていたら、だいぶ違った。
MVシリーズもこれで終了し、固形ロケットの計画はしばらくない。

そろそろ日本も明確に有人ロケットの打ち上げとスペースステーションでの生活や月面着陸を目指すべきだ。
再処理のように意味のないものへの財政支出をカットし、無駄な補助金を整理し、管理できないODAの削減などで予算を捻出することは可能だろう。10年間に2兆円、つまり年間2000億円の予算で有人飛行が可能になるとの試算もある。
日本の理科、科学の教育の発展にもつながり、産業の発展にも寄与するはずだ。宇宙戦略が必要だ。

夜はスーパー陸上の前夜祭。
スーパー陸上もすっかり神奈川での開催が定着した。



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