空港プロジェクト途中経過

2006.03.17

空港プロジェクト。
委員会の答弁でも入国審査は行列に並んでから二十分以内に終わらせると大見得を切った。

羽田空港
2月20日から2月26日までの一週間に来日外国人が6598人とプロジェクト開始から最多人数を記録。他の空港はそんなこともないので、突然の異常値。平均時間は25分に伸びた。が、3月6日から12日は21分に短縮。
出入国カードの韓国語化にJALが協力してくれることが決まりそうだ(官は平成十八年度予算からなので新年度に入札をしてからでないと印刷できず、夏頃からの導入になる。民が自分で印刷して導入してくれれば前倒しできる)。他の航空会社にもぜひお願いしたいと思う。
韓国大使館がここまでの努力をかなり評価してくれて、韓国サイドでも円滑化に向けて更なる努力をいただけることになった。

成田空港第二ターミナル
日本人ブースを減らし外国人の審査用に振り替えた効果が大きい。
2月13日から19日の週は平均25分、最長45分だったが、
3月6日から12日の週は平均17分、最長25分。2月27日からの二週間で、二十分以上かかったのは二日だけ。
夕方のグァム、サイパン、ハワイ便の重なるところで日本人の列が十二、三分に伸びた。誠に申し訳ございませんが、しばらくこの体制でやらせて頂きます。
ANAがターミナルを移動すると、日本人の数が平準化され、日本人の列も短縮できるようになる。

成田空港第一ターミナル
2月20日から26日の週は平均32分、最長40分。最長審査待ち時間が二十分以内に収まった日はなかった。
日本人ブースを減らし外国人審査に配置を換える。効果てきめん。
3月6日から12日の週は、平均17分、最長27分。最長審査待ち時間が二十分を超えたのは27分を記録した12日の日曜日だけになった。

関西空港
関西空港では、職員の協力を得て、ピーク時にあわせて勤務時間を変更した。現場ならびに本省のみなさんに感謝。
セカンダリー審査(ブースで時間がかかりそうになったら別室にご案内し審査する)を導入し、さらに時間帯によっては事務室での作業を止めて、応援に出る。場合によっては北から南に走る。
北審査場では、2月13日からの週では最長49分、平均34分だったものが、3月6日からの週では最長18分、平均15分に短縮した。
南審査場は外国人の増加もあり、最長29分、平均21分。

中部国際空港
新しいので施設の配置もよく、到着する便の時間帯が重ならず、他の空港と比べて条件はよい。
しかし、2月20日からの週では最長40分、平均26分と今ひとつ。原因はセカンダリー審査にする割合が成田の十分の一と遠慮がちなこと。セカンダリー審査に回さずにブースで慎重審査をしてしまうと列が滞る。遠慮せずにセカンダリー審査を使うようにとの指導が審議官からはいる。3月6日の週は最長22分、 平均20分。
ここはまだまだ短くなりそうだ。

福岡空港
特定の時間帯に到着便が集中する。が、勤務時間とピークがあわない。最も混む時間帯に外国人審査を10ブースでできるように勤務態勢を組み直す。
最も混んでいた便は恒常的に50分以上かかっていたが、それが22分まで短縮し、全体の平均も14分に。

那覇空港
ここもフライトと勤務態勢があっていない。小さい部署なので那覇支局とセットで勤務を組み換える。
羽田ではうるさいほどある出入国カードの記入例をはじめとする表示が全くないので、羽田の表示を導入する。空港表示の標準化が必要だ。
当初35分かかっていた便がわずか7分になった。一便を除いて20分以内を達成し、平均審査時間は13分になった。

新潟空港
諸事情があるが平均は23分に。ブースはあるのでまだいける。

岡山空港
捌き方が上手。特に問題なし。平均19分。

チャーター便
プレクリアランスの効果が顕著だ。
プレクリを実施した便と未実施の台湾便を比較してみる。
      合計便数  審査20分以内   審査20分以上
実施     30      23        7
未実施    14       2       12

予算に制約があり、台湾には現在入国審査官を三人しか派遣できない。勤務日の関係で全てのチャーター便をカバーすることができない。残念ながら平成十八年度予算は十七年度と同じ額なので増員はない。十九年度予算は必ず増額を勝ち取るぞ。
他方、プレクリアランスは韓国便では思ったほど成果が出ない。これは仁川空港が大きすぎて、一つの便の全ての乗客がプレクリアランスを受けることができて いない。プレクリを受けた乗客とそうでない乗客が混在していると到着後の審査が若干混乱し、時間がかかってしまっている。
帯広空港 自治体から一人出向してくれることに。そうなればプレクリ済みの便は全て20分を切れる。
旭川空港 プレクリでも20を超える便がしばしばある。捌き方の問題か。
秋田空港 プレクリで28分。十八年度予算で札幌に九人増が認められた。自治体からの出向と札幌要員の応援で対応する。
新潟空港 プレクリ便は問題なし。
大分空港 仁川便のプレクリ率が二割から五割と低く、かえって混乱している。
宮崎空港 プレクリ率が低く、審査時間の短縮に結びつかない。

入国審査の待ち時間がここまで短くなっているんだから、税関や出国の時の手荷物検査もよりスムーズになるんでしょうね、財務省と空港会社さん?



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